「総取り」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ゲームやギャンブルの話題をしていて「総取り」という言葉が出てくることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「総取り」とは?意味
- 「総取り」の表現の使い方
- 「総取り」を使った例文と意味を解釈
- 「総取り」の類語や類義語
「総取り」とは?意味
「総取り」の意味は「もっとも有利な状態になり、生じた利益や配分を全て得ること」です。
ゲームやキャンブルなど大勢の人達が競い合っている時に、一人だけ勝ち残り、他の人達の賭けたお金や持っていたポイントなどを全て受け取ることを言います。
ルール違反ではないので周囲にはどうすることもできず、本人だけが得をする状態を言います。
- 「総取り」の読み方
- 「総取り」の言葉の成り立ち
- 「勝者総取り方式」とは
「総取り」の読み方
「総取り」の読み方は、「そうどり」になります。
「そうとり」と読む人もいますが、正しくは「そうどり」です。
「総取り」の言葉の成り立ち
「総取り」は「総+取り」で成り立っています。
「総」は「全てのもの・全体」を表し、接頭語として名詞の前に付き「全部の」という意味になります。
「取り」は動詞「取る」の名詞形で、「取ること」「取る人」という意味です。
数量を表す言葉の後に「どり」の形で用いられ、「総取り」もこの用法になります。
これらの言葉が組み合わさり「全部を取る人」という意味になり、ギャンブルなどの勝負事に使われる様になりました。
「勝者総取り方式」とは
「勝者総取り方式」とは、アメリカでの選挙方法の一つであり、英語で“Winner-take-all”と言います。
これは、予備選挙でその州で1票でも多く票を獲得して勝利をすれば、その候補者は州が持っている議員の枠を全て獲得できるという方式です。
「総取り」の表現の使い方
「総取り」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 利益を得る時に使われる
文法的な使い方
「総取り」は名詞ですので、動詞を付けて「総取りする・した」としたり、形容動詞として「総取りだ・である」として使います。
副詞として使う時には「総取りで」になり、形容詞として使う時には「総取りの〇〇」となります。
利益を得る時に使われる
「総取り」は賞金や賞品、ポイントなどの利益を全て一人で独占する時に使われます。
複数の人達に利益を配分する時には使いません。
「総取り」を使った例文と意味を解釈
「総取り」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「総取り」を使った例文1
- 「総取り」を使った例文2
「総取り」を使った例文1
「彼はカラオケ大会で優勝して賞品を総取りしていった」
カラオケ大会で予選から勝ち抜いていき、ついに優勝して賞品を全て手にしたことを表しています。
「総取り」を使った例文2
「ビンゴ大会で総取りにならない様に配分を考える」
ビンゴ大会で、一人の人に景品が偏らない様に、ルールを決めることを表しています。
「総取り」の類語や類義語
「総取り」の類語や類義語を紹介します。
- 「総なめ」【そうなめ】
- 「勝ち逃げ」【かちにげ】
「総なめ」【そうなめ】
「火事が一帯に広がる事」「対戦相手に全て勝利すること」「称号や賞を全て獲得すること」という意味です。
「勝ち逃げ」【かちにげ】
「勝利した人が、再挑戦に応じずに賞品や賞金を持ってその場を立ち去ること」という意味です。
「総取り」は「もっとも有利な状態になり、生じた利益や配分を全て得ること」という意味です。
羨ましいほど幸運な人に対して使いましょう。