「覿面」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「覿面」という表現は「胃薬を飲むと効果覿面で胃痛が治まった」や「覿面に現実を見つめる」などの文章で使われますが、「覿面」は具体的にどのような意味を持っているのでしょうか?
「覿面」の「意味・読み方・使い方・例文と解釈・類義語」について、詳しく解説していきます。
目次
- 「覿面」とは?意味
- 「覿面」の表現の使い方
- 「覿面」を使った例文と意味を解釈
- 「覿面」の類語や類義語
「覿面」とは?意味
「覿面」という表現は、「効果覿面・天罰覿面」という慣用句で使われるように、「効果(効き目)・結果・報いなどが即座に現れること」を意味しています。
また「覿面」という言葉の古語的な意味として、「目の当たりにすること・目前にするさま」や「面と向き合ってまともに見ること」といった意味もあります。
- 「覿面」の読み方
「覿面」の読み方
「覿面」の読み方は、「てきめん」になります。
「覿面」の表現の使い方
「覿面」の表現の使い方を紹介します。
「覿面」という表現は、「薬の効果効能が時間を開けずにすぐに現れる場合」や「善悪の報いがすぐに訪れる場合(自分の行為に対する結果が即座に出る場合)」に使うという使い方になります。
例えば、「母親から叱責されると効果覿面で、彼はすぐに意地悪をやめました」といった文章で使用することができます。
また「覿面」という言葉は、「物事・相手と面と向き合ってまともに見る時」や「何かを目の当たりにした場合」にも使うことができます。
「覿面」を使った例文と意味を解釈
「覿面」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「覿面」を使った例文1
- 「覿面」を使った例文2
「覿面」を使った例文1
「天罰覿面でその窃盗犯は、盗んだバイクで事故を起こしてまもなく警察に逮捕されました」
この「覿面」を使った例文は、「覿面」という表現を、「悪いことをした報いが即座に罰となって現れる(=天罰覿面)」という意味合いで使用しています。
「覿面」を使った例文2
「彼は自らの乱れた日常生活に覿面したことで、部屋を綺麗に片付けて規則正しい生活を送る決心を固めました」
この「覿面」を使った例文は、「彼は自らの乱れた日常生活を目の当たり(目前)にしたことで」という意味合いで、「覿面」という表現を使っています。
「覿面」の類語や類義語
「覿面」の類語や類義語を紹介して、その意味を説明していきます。
- 「即座・即時」
- 「敏速・目前」
「即座・即時」
「覿面」という表現は、「自分の行為の報いが時間を開けずに即座に起こること」や「薬の効果・行為の結果が即時に現れるさま」を意味しています。
「即座」も「即時」も、「時間がかからずにすぐに・時間を開けずにその場ですぐに」といった意味を持つ言葉です。
その意味合いから、「覿面」とほとんど同じ意味を持つ類語(シソーラス)として、「即座・即時」を上げられます。
「敏速・目前」
「覿面」の「時間を開けずにすぐに効果・結果が現れる」という意味と似た意味を持つ類語(シソーラス)として、スピードが速くて素早く動くさまを意味する「敏速」があります。
「覿面」の表現には「物事を目の当たりにすること・面と向かってまともに見ること」の意味があり、その類義語として「目前」を指摘できます。
この記事で解説した「覿面」の表現には、「効果(効き目)・結果・報いなどが時間を開けずに、即座に現れること」などの意味があります。
「覿面」の類語・類義語として、「即座・即時」「敏速・目前」などがあります。
「覿面」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。