「予兆」とは?意味や使い方!例文や解釈
「予兆」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「予兆」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「予兆」とは?
- 「予兆」の表現の使い方
- 「予兆」を使った言葉と意味を解釈
- 「予兆」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「予兆」の反対語
- 「予兆」の類語や類義語・言い換え
- 「予兆」の英語と解釈
「予兆」とは?
「予兆」とは未来に起こるべき事柄を予知させる現象のことを言います。
- 「予兆」の読み方
「予兆」の読み方
「予兆」とは「よちょう」と読みます。
「予兆」の表現の使い方
「予兆」とは、この先起こることを予感させるような現象のことを言います。
「何だか大きな事件になりそうな予兆がだった」と言えば、何か引っかかることがあった、予感させることがあったということがわかります。
「大地震の予兆」「揉める予兆はすでにあった」などと使います。
「予兆」を使った言葉と意味を解釈
「予兆」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「予兆がある」
- 「予兆もなしに」
- 「〇〇の予兆」
「予兆がある」
「予兆がある」とは、予感がする、何となく先に起こることがわかるような出来事が起こるといった時に使います。
例えば頭痛がする、食欲がないといった現象の後に風邪をひくなどしますと頭痛が食欲のなさが風邪の「予兆」だったということになります。
「あの二人は、揉め事になる前にはお互いに口をきかない、睨みつけるなど予兆があるのですぐにわかる」という風に使います。
「予兆もなしに」
「予兆もなしに」とは何の前触れもなく突然何かが起こるといった時に使います。
「予兆もなしに、いきなり大雨となった」「予兆もなしにいきなり倒れた」などと使います。
「〇〇の予兆」
「〇〇の予兆」とは何かが起こる前触れ、何かが起こる予感といった意味でよく使われる言い回しとなります。
「大地震の予兆」「大雨の予兆」「インフルエンザの予兆」「大騒ぎの予兆」などなど、あらゆることに使えるでしょう。
「予兆」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「予兆」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「予兆」を使った例文1
- 「予兆」を使った例文2
「予兆」を使った例文1
「あの腹痛は、体調が悪くなる予兆だったのだと今ならわかるがその時はただの食べすぎかと思ったんだ」
体調不良になる前は何かしら、起こります。
頭痛、腹痛、熱っぽいなどちょっとした不調が「予兆」ということになります。
それを無視して無理をしますと本格的な体調不良、病気になってしまうでしょう。
「予兆」を使った例文2
「何の予兆もなく、災害にあうこともある、油断はせず備えておくことは大事だよ」
前日までは何事もなかったのに、突然大雨になる、地震がくるといったことを「何の予兆もなく」という言い方をします。
もしも「予兆」があれば何かしらの対策を立てることができたのにというニュアンスも込めて使います。
「予兆」の反対語
「予兆」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「確信」【かくしん】
- 「はっきりと分かる」【はっきりとわかる】
「確信」【かくしん】
「確信」とは固く信じて疑わないことを言います。
またその信じて疑わない内容のことでもあります。
「私はすぐに確信していたんだ」「どうして、そこまで確信を持てるんだ」などと使います。
「はっきりと分かる」【はっきりとわかる】
「はっきりと分かる」とは鮮明であり、明らかに区別がつくこと、確かであり間違いがないこと、曖昧さがないことを言います。
「僕には、あの二人の未来がはっきりと分かるよ」「はっきりと分かるまでは何も言いたくない」などと使います。
「予兆」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「予兆」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「前兆」【ぜんちょう】
- 「前触れ」【まえぶれ】
- 「兆し」【きざし】
- 「胸騒ぎ」【むなさわぎ】
- 「予感」【よかん】
「前兆」【ぜんちょう】
「前兆」とはある物事が起こる前触れのことを言います。
「急に辞めるなんて言っているが、そのような前兆はまったくなかったんで驚いている」「別れる前の前兆としては連絡が減るなどがあるかな」などと使います。
「前触れ」【まえぶれ】
「前触れ」とは前もって告げて知らせること、何かが起こるしるしのようなことを言います。
「何の前触れもなく、突然言われてただただびっくりしている」「前触れもなく、やって来た」「これは嵐になる前触れだ、油断しないように」などと使います。
「兆し」【きざし】
「兆し」とは物事が起ころうとする気配のことを言います。
「春の兆しかな」「成功の兆しが見えている」「運命の兆し」などと使います。
「胸騒ぎ」【むなさわぎ】
「胸騒ぎ」とは心配、不吉な予感が起こり、胸がどきどきすることを言います。
不安な状態で心が落ち着かないといったことになります。
「胸騒ぎがして仕方がない」「何となく、胸騒ぎがするので一応確かめておこう」「胸騒ぎをおぼえる」などと使います。
「予感」【よかん】
「予感」とは未来にあることが起こりそうな気がすることを言います。
「不吉な予感しかしない」「これからはいいことがありそう、そんな予感がします」「嫌な予感がする」「私の予感がなぜかよく当たると言われている」などと使います。
「予兆」の英語と解釈
「予兆」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“an omen”、“a sign”という単語を使います。
例文は“a good omen”(縁起のよい予兆)、“There was a sign of a big earthquake”(大地震の予兆があった)などとなります。
いかがでしたでしょうか。
「予兆」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。