「ぞなもし」とは?!意味や解説
ネットのコメントなどで語尾に「ぞなもし」を付けることがあります。
一体どの様な意味なのか、由来や使い方などについて紹介します。
目次
- 「ぞなもし」とは?
- 「ぞなもし」の概要
「ぞなもし」とは?
「ぞなもし」の意味と成り立ちについて紹介します。
- 「ぞなもし」の意味
- 「ぞなもし」の成り立ち
「ぞなもし」の意味
「ぞなもし」は、「~ではないですか」という意味の言葉です。
人に対して謙遜をしながらものを訊ねる時に使う言葉です。
自分でそうだろうと思っていても、人に対して断定的に「~であるぞ」と言うと失礼に当たることがあります。
その様な時に、「ぞなもし」を使うことで表現を和らげられるのです。
「ぞなもし」の成り立ち
「ぞなもし」の成り立ちは「ぞな+もし」「ぞ+なもし」の2つの説があります。
「ぞ」「ぞな」は言葉の語尾に付き「~だ」という意味です。
「なもし」「もし」は「~でございますよね」という相手への敬意を表す意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「~ではないですか」という丁寧な意味で使われているのです。
「ぞなもし」の概要
「ぞなもし」の概要について紹介します。
- 元々は愛媛県の方言
- 「ぞなもし」が流行った理由
元々は愛媛県の方言
「ぞなもし」は、元々は愛媛県周辺で使われていた方言です。
愛媛弁の中でも「伊予弁(松山弁)」で、京言葉を元にしているので、語尾が優しく耳に響くことで人気があります。
「ぞなもし」が流行った理由
「ぞなもし」が全国的に使われる様になったのには幾つか説があります。
最も有名なのは、日本の文豪「夏目漱石」の名作「坊ちゃん」に登場することです。
「坊ちゃん」は愛媛県松山市を舞台に描かれた作品で、意識的に「ぞなもし」が使われていると解釈されています。
その他にもテレビの子供向け番組に使われていた「ぞなもし」がオタク言葉として流行したのが理由とも言われています。
「ぞなもし」は元々方言で「~ではないですか」という意味の言葉です。
相手に対して丁寧にものを訊ねる時に使いましょう。