「追随」とは?意味や使い方!例文や解釈
「追随」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「追随」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「追随」とは?
- 「追随」の表現の使い方
- 「追随」を使った言葉と意味を解釈
- 「追随」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「追随」の反対語
- 「追随」の類語や類義語・言い換え
- 「追随」の英語と解釈
「追随」とは?
「追随」とは後に従うこと、後から追って従うことを言います。
また人の業績などを追うことでもあります。
- 「追随」の読み方
「追随」の読み方
「追随」とは「ついずい」と読みます。
「追随」の表現の使い方
「追随」とは後に従うことを言います。
自分で何かを作り出す、先を行くということではなく、誰かの後について行く、誰かの業績を追うといった意味で使います。
「先人に追随する」とは先に業績を残した人の後を追う、見習って同じ道を進むということになります。
「追随する」「追随させない」「追随はできない」などと動詞と合わせて使うことになります。
「追随」を使った言葉と意味を解釈
「追随」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「追随を許さない」
- 「追随できる者はいないだろう」
- 「とりあえず追随すれば失敗はしない」
「追随を許さない」
「追随を許さない」とはよく使う言い回しです。
これは後から追ってくることができない、追うことができない、圧倒的な差があるといった意味合いで使います。
そのような意味合いですから相手が優れている、素晴らしいといった褒め言葉としても使える言葉です。
「彼は圧倒的な強さで、他の追随を許さない」「彼女の仕事ぶりは大変素晴らしいものがあり、退職するまでライバルたちの追随を許さなかった」などと使います。
「追随できる者はいないだろう」
「追随できる者はいないだろう」とは、実力、能力が優れていて、追いついてこれる者、匹敵できる者がいないという意味で使います。
こちらも素晴らしさを讃えたり、褒め言葉として使うこともできます。
「このクラスに、彼の持つ画力に追随できる者はいないだろう」「あなたに追随できる者はいないだろう(=あなたは一番である)」などと使います。
「とりあえず追随すれば失敗はしない」
「とりあえず追随すれば失敗はしない」とは、目新しいことをせずに、先に成功している例や人のした通りにすれば失敗することはないという意味になります。
ようするにリスクを避けて手堅くいくということを言い表しているのです。
「新商品を開発するより、他社のヒット商品をとりあえず追随すれば失敗はしないだろうし、時間もそれほどかけなくていい」「先輩方をとりあえず追随すれば失敗はしないはずだ」などと使います。
「追随」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「追随」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「追随」を使った例文1
- 「追随」を使った例文2
「追随」を使った例文1
「彼女のことを追随できる者はそうそう現れないだろうね」
「追随できる」とは、後から追って従う、追いつく、同じような業績を残すといった意味になります。
例文の場合はそのような者はそうそういないとありますので、つまり彼女のことを大変素晴らしい、能力が高いということを言い表しているのです。
「追随」を使った例文2
「他社に追随はさせないというプライドを感じさせる商品開発力だね」
「他社に追随させない」とは仕事においてわりとよく聞く言い回しではないでしょうか。
これは他の会社に同じようなことはさせない、追いかけさせないという意味ですから、つまり同じレベルではない、上であるということになります。
業界トップであるといったことと同じ意味合いとなりますから、褒め言葉ともなります。
「追随」の反対語
「追随」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「率先」【そっせん】
- 「首唱」【しゅしょう】
「率先」【そっせん】
「率先」とは人の先頭に立ち、物事を行うことを言います。
「彼は率先して係を引き受けた」「率先して仕事を行うことで上司から目をかけてもらえるようになった」などと使います。
「首唱」【しゅしょう】
「首唱」とは一番先に言い出すことを言います。
「改革の首唱者は彼です」という風に使います。
「追随」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「追随」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「従う」【したがう】
- 「真似る」【まねる】
- 「信奉」【しんぽう】
- 「模倣」【もほう】
- 「ついて行く」【ついていく】
「従う」【したがう】
「従う」とは目上の人について行動すること、大きな力に任せ、動かされるままに動くといった意味になります。
「時代の流れに従うのが一番だ」「上司の方針に従う」などと使います。
「真似る」【まねる】
「真似る」とは行動、様子など他の人と同じようになるようにすることを言います。
「とりあえず、彼の仕事方法を真似ることにした」「彼女の描き方を真似ると上手くいった」「子どもは親の話し方を真似るので気をつけなさい」という風に使います。
「信奉」【しんぽう】
「信奉」とは特定の宗教、思想などを最高のものであると信じること、尊敬してそれに従うことを言います。
「信奉者が沢山いる」「信奉する」などと使います。
「模倣」【もほう】
「模倣」とは真似る、似せるといった意味になります。
「何事も模倣からだ」「模倣学習」などと使います。
「ついて行く」【ついていく】
「追随」をごく簡単な言葉で言い換えるならば「ついて行く」という言葉になります。
「彼のやり方でついて行く」「このまま会社に残ってついて行くことにしたよ」などと使います。
「追随」の英語と解釈
「追随」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“following”という単語を使います。
例文は“folow the US”(米国に追随する)となります。
いかがでしたでしょうか。
「追随」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。