「追随安」とは?意味!解説
この「追随安」は、主に株式市場で使われる金融用語の1つです。
目次
- 「追随安」とは?
- 「追随安」の概要
「追随安」とは?
「追随安」(ついずいやす)とは、ある銘柄の株価が下落した影響で、関連する銘柄も連れて下落することです。
例えば、鉄鋼関連株になる会社の株価が値下がりした影響で、同じく鉄鋼関連の他の会社の株価まで値下がりしてしまうといった現象を指して使います。
株価が変動には、もちろん原因があります。
需要が増して「買い」が増えれば値上がりし、逆に手放す人が増えて「売り」が多くなれば下がるものです。
この「追随安」が起こった時には、元となる銘柄の信用が下がり、大量に売られたことが発端だと考えていいでしょう。
「追随安」の概要
「追随安」の直接の原因は、元のなった会社の業界自体に不安が広がった時です。
それによって、同業種の関連する会社の銘柄まで値下がりしてしまうことになる訳です。
よって、ある会社の株価が大幅に下がったとしても、業界としての不安ではなく、その会社特有の原因(不祥事があった、自社施設で事故があったなど)だった場合には、関連する同業界の銘柄にまで影響は及ばず、「追随安」とはなりません。
この「追随安」は「連れ安」(つれやす)とも表現されます。
株式取引のベテランは、こちらの言葉の方を用いることが多いです。
「追随安」が起こってしまうと、その業界の株式にはしばらく期待できないことが多いです。
その為、その気配を感じた時には、素早い対応が必要になると言えるでしょう。