「口を揃える」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話で「口を揃える」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「口を揃える」とは?意味
- 「口を揃える」の表現の使い方
- 「口を揃える」を使った例文と意味を解釈
- 「口を揃える」の類語や類義語
「口を揃える」とは?意味
「口を揃える」は慣用句で、意味は「あるものごとに対して別々の人達が皆同じ内容のことを言うこと」です。
あるものごとに対して複数の人達に意見を聞いたところ、全員が同じことを言います。
それぞれ全く面識のない人を選んで聞いても、同じ答えが返ってくる時の表現です。
- 「口を揃える」の読み方
- 「口を揃える」を分解して解釈
「口を揃える」の読み方
「口を揃える」の読み方は、「くちをそろえる」になります。
「揃える」という漢字は難しいので平仮名表記されることもあります。
「口を揃える」を分解して解釈
「口を揃える」は「口+を(助詞)+揃える」で成り立っています。
「口」は顔の部分としての「口」だけではく、「口に出して言うこと」「世間の評判」「口出しすること」と、言葉を話す行為も表します。
「揃える」は「2つ以上のものの形状を同じにする」という意味の他に「全体を一つにまとめる」「必要分集める」という意味もありす。
「口を揃える」の場合は「全体を一つにまとめる」の意味になります。
これらの言葉が組み合わさり「口に出して言うことが1つにまとまっている」という意味で使われています。
「口を揃える」の表現の使い方
「口を揃える」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 自分以外の人達に使う
文法的な使い方
「口を揃える」は動詞を伴う慣用句で、文末にそのまま使えます。
但し多くの場合副詞として「口を揃えて言う」と使います。
自分以外の人達に使う
「口を揃える」は、違う人に聞いても皆が同じ内容を答える時に使われます。
その中に自分は入らず、自分以外の人が同じことを言う時の表現です。
「口を揃える」を使った例文と意味を解釈
「口を揃える」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「口を揃える」を使った例文1
- 「口を揃える」を使った例文2
「口を揃える」を使った例文1
「彼のせいではないと皆が口を揃えて言った」
トラブルがあった時に、当時最も関わっていた人に対して周囲の人達が「彼は悪くない」と言っていることを表します。
「口を揃える」を使った例文2
「『〇〇の新曲はいい』と誰もが口を揃えて言う」
とあるミュージシャンの新曲を聴いた人が皆「いい」と良い評価をしていることを表します。
「口を揃える」の類語や類義語
「口を揃える」の類語や類義語を紹介します。
- 「異口同音」【いくどうおん】
- 「申し合わせた様に」【もうしあわせたように】
「異口同音」【いくどうおん】
「大勢の人が皆同じことや意見を言うこと」という意味です。
それぞれの異なる口から同じ音声(意見)が聞こえることを表す四字熟語です。
「申し合わせた様に」【もうしあわせたように】
「大勢の人が同じことを言っている様子」という意味です。
あまりにも意見が一致していて不思議に思う気持ちも表していて「まるで申し合わせた様に」として使われることが多くあります。
「口を揃える」は「あるものごとに対して別々の人達が皆同じ内容のことを言うこと」です。
多くの人の意見が一致している時に使いましょう。