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「異口同音」の意味・類語・対義語【使い方や例文】

「異口同音」という言葉は、漢字テストに出てくることが多いので知っている人もいるでしょう。

しかし実際に使うとなると「どのタイミングで言おうか」と迷ってしまうのではないでしょうか。

「異口同音」の意味と使い方について紹介しますので参考にして下さい。

異口同音

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「異口同音」の意味・類語・対義語【使い方や例文】>


目次

  • 「異口同音」の意味とは?
  • 「異口同音」を分解して解釈
  • 「異口同音」の言葉の使い方
  • 「異口同音」を使った例文・短文(解釈)
  • 「異口同音」の英語
  • 「異口同音」の対義語
  • 「異口同音」の類語


「異口同音」の意味とは?

  • 「異口同音」の読み方
  • 「異口同音」の意味1
  • 「異口同音」の意味2
  • 「異句同音」との違い
  • 「異口同音」の由来

「異口同音」の読み方

「いくどうおん」と読みます。

「いこうどうおん」と読む人もいて、一般的に認められている読み方ですが、正しくは「いくどうおん」です。

「異口同音」の意味1

「多くの人が口を揃えて同じことを言う」

人に意見を訊いた時に皆が同じことを言うことを意味します。

口裏を合わせているのではなく、皆が同じ意見を持っている状況です。

「異口同音」の意味2

「皆の意見が一致する」

皆の思っていることが同じで意見が一致することを意味します。

特に会議で決め事をするという意味ではなく、周辺にいる人達が皆同じ考えをしていることを表します。

「異句同音」との違い

「異口同音」「口」「く」と読むので、書く時につい「異句同音」としがちです。

「異句同音」は間違いで、同じ読み方で違う意味の言葉を表すのならば「同音異義語」が正しい書き方です。

「異なる人たちの口から同じ音が出てくる」という様に漢字の成り立ちで覚える様にすれば書き間違いを防げるでしょう。

「異口同音」の由来

異口同音は元々仏教の経典に出てくる言葉で、「お釈迦様が説法をした時に、聴衆が感動して口々に賛美すること」「信者が御堂に集まり皆で一斉に念仏を唱えること」などから来ています。

それだけ皆が同じ考え方をしていることを意味するのです。



「異口同音」を分解して解釈

  • 「異口」
  • 2-2「同音」

「異口」

沢山の人の口、つまり「多くの人が言うこと」という意味です。

2-2「同音」

字の意味は同じ発音、同じ読み方という意味ですが、「異句」が付くと「同じことを言う」という意味に解釈になります。

「異口同音」の言葉の使い方

  • 人を褒める時
  • 誰かに訴えたい時
  • 周知の事実を知らない人に対して

人を褒める時

大勢で人を褒める時に、その人の褒め所となる部分を皆で称える時に使います。

「異口同音」に褒められるというのはそれだけその人に優れた面があるということになり、名誉なことです。

話し合って決めるのではなく、誰に訊いても同じことを言う時に使います。

友好的な意味がありポジティブな言葉です。

誰かに訴えたい時

何か主張したい意見がある時に、一人で話しても説得力がありません。

特に目上の人に対して意見を述べる時には同じ意見を持つ人達と一緒に話し合った方が良いでしょう。

意見を同じくする人達が集まり、一斉に一つの見解を述べる時に使います。

団結と力強さを意味する時に使います。

周知の事実を知らない人に対して

世の中一般常識と言われることでも、たまたま今までその言葉を知る機会がなかっ為に知らないという人もいるものです。

自分だけ知らない言葉だということが信じられる「他にも知らない人がいる筈だ」と信じて色々な人に訊いた時に、皆が同じ答えをしてくる時に使います。

「皆同じことしか言わないし」と多少がっかりした気持ちが入ります。



「異口同音」を使った例文・短文(解釈)

  • 「異口同音」の例文1
  • 「異口同音」の例文2
  • 「異口同音」の例文3

「異口同音」の例文1

「デキる人というと皆が異口同音に○○さんの名を挙げる」

会社に入ると定期試験や成績表がないので、誰が一番優秀であるかということは推し量れません。

しかし「デキる人」というのは普段の行動で分るものです。

態度や話し方、見た目などが良い人は、好印象を与えることから仕事もやり易く良い結果を出す可能性も高いからです。

会社中で「デキる人」というと、皆が口をそろえて同じ人の名前を挙げるでしょう。

「異口同音」の例文2

「あの店のラーメンはとにかく美味しいと皆が異口同音に言う」

美味しいお店というのは口コミで広がるものです。

幾らこだわりの素材を使っていても、お客が美味しいと思わなければ人気は出ません。

逆にお客は素人ですので、どんな高級素材を使用しているかなどはわかりません。

それでも食べてみて「美味しい」というのは分り、それが多くの人達を引き付けるのです。

根拠はないけれども皆の意見が一致している、それが結果となります。

「異口同音」の例文3

「社員食堂の値上げには従業員が異口同音に反対した」

人は自分に関係ないことにはあまり関心を示さないものですが、自分が不利になることになると必死になります。

社員食堂は安くてボリュームもあり、お小遣いが少ない人の強い味方です。

その社員食堂が値上げするとなると、食費に影響がでる人もいるでしょう。

その様な時には皆で声を上げて反対しなければなりません。

何かの目的の為に同じ意見を持つ人たちと協力すれば、より大きな力になるのです。

「異口同音」の英語

異口同音 meaning in english
  • “with one voice”
  • “unanimously”

“with one voice”

「声を揃えて」という意味で、比較的日本人にも使い易い表現です。

“People blamed him with one voice.”(人々は異口同音に彼を非難した)"となります。

“unanimously”

「満場一致」という意味で、異口同音の英訳となっています。

但し、こちらは決議をする時に良く使われます。

“He was elected unanimously. ”(彼は満場一致で選ばれた)となり、大勢が口々に何か言うのとは少し意味が違ってきます。

「異口同音」の対義語

  • 「賛否両論」
  • 「諸説紛々」

「賛否両論」

賛成もあれば否定もある、どちらの意見も同じ位あるという意味です。

人の意見は様々である様子を表しています。

「諸説紛々」

様々な意見が飛び交い、収拾が付かない状態を意味します。

「紛々」は何かが乱れ飛んでいる状態を表します。

「異口同音」の類語

  • 「満場一致」
  • 「異口同声」
  • 「衆目一致」

「満場一致」

皆が同じ意見で統一されることを意味します。

「異口同音」は意見を述べることですが、「満場一致」は意見が統一された末にものごとが可決される展開まで表すことが多くなります。

「異口同声」

「異口同音」と似ているのですが、こちらは「異口同音に唱える言葉」を意味します。

「異口同音」より一歩行動に移して実際に声を出す状態です。

「衆目一致」

世間一般の見解や、多くの人達が思っていることを意味します。

異口同音が関係者レベルのことなのに対して、「衆目一致」はより対象者が広くなります。

icon まとめ

「異口同音」は皆が同じ意見を持っている時に使います。

良い意味でも悪い意味でも使えて、周囲の人達とコミュニケーションが取れている状態です。

オフィスで他の人達と同じ意見だった時にさりげなく使ってみましょう。