「主流」とは?意味や使い方!例文や解釈
「主流」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「主流」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「主流」とは?
- 「主流」の表現の使い方
- 「主流」を使った言葉と意味を解釈
- 「主流」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「主流」の反対語
- 「主流」の類語や類義語・言い換え
- 「主流」の英語と解釈
「主流」とは?
「主流」とは複数の意味合いがあります。
まず川、海流などの主な流れ、本流という意味です。
他にはその時代の学問、思想など中心となる傾向という意味や、ある団体、組織において主導権を持っている多数派という意味もあります。
- 「主流」の読み方
「主流」の読み方
「主流」と書いて「しゅりゅう」と読みます。
「主流」の表現の使い方
「主流」とは本流という意味があります。
これは主な流れという意味なのですが、そこから、その時代の学問、思想など中心となる傾向や、主導権を持つ多数派のことも言います。
「最近は無理をさせないというのが主流である」「あの人は主流派だから、私たちとは違う考えを持っているよ」「主流を占める」などと使います。
「主流」を使った言葉と意味を解釈
「主流」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「主流とは違う考え」
- 「主流煙」
- 「主流派」
「主流とは違う考え」
「主流」とはその時代における学問、考え方などの中心となる流派、傾向のことを言います。
つまり中心となる考え方とは違う、少数派的な考え方という意味になります。
「僕は主流とは違う考えの持ち主だからね、敵が多いかもしれないよ」「主流とは違う考えとはいえ、なかなか鋭いところがある」などと使います。
「主流煙」
「主流煙」とはタバコから出る煙のうち、タバコを吸っている本人が吸い込む煙のことを言います。
これに対して、タバコを吸わない人が吸う煙のことを「副流煙」と言います。
いずれにしてもどちらも健康を損なう恐れがあるものです。
「主流煙は自業自得だけど、副流煙を吸わされるこっちは被害者じゃないか」などと使います。
「主流派」
「主流派」とはある団体、組織において主導権を持っている多数派のことを言います。
「どっちにしたって主流派が有利なのは変わらない」「彼は主流派の中でも特にリーダー格である」などと使います。
「主流」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「主流」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「主流」を使った例文1
- 「主流」を使った例文2
「主流」を使った例文1
「主流派に属する気はないし、自分の考えを貫いていく所存だ」
「主流派に属する」とはある団体の中で主導権を持つ多数派に入るという意味になります。
例文の場合はそのような気はなく、自分の考えを貫くと言い表しています。
「主流」を使った例文2
「彼女はあの派閥の主流にいる人物だからね」
「派閥の主流」とは派閥の中でも、主導権を持っている、主な人という意味で使います。
中心人物、重要人物といったニュアンスも含みます。
「主流」の反対語
「主流」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「傍流」【ぼうりゅう】
- 「支流」【しりゅう】
「傍流」【ぼうりゅう】
「傍流」とは本流から分かれた流れという意味で「主流」から外れた流派、系統、傍系といった意味で使います。
「彼は傍流ではあるが、主流派の連中と仲はいいんだよ」「傍流の方が、かえって気楽でいられるよ」などと使います。
「支流」【しりゅう】
「支流」とは本流にそそぐ川の流れ、本流から分かれた川のことを言います。
そこから、分家、分派という意味合いにもなります。
「私どもは支流ですから主流派のことはわかりませんよ」という風に使います。
「主流」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「主流」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「本流」【ほんりゅう】
- 「多数派」【たすうは】
- 「主潮」【しゅちょう】
- 「大多数」【だいたすう】
- 「殆ど」【ほとんど】
「本流」【ほんりゅう】
「本流」とは川の根幹となる流れという意味と、主となる流派という意味があります。
「保守本流」などと使います。
「多数派」【たすうは】
「多数派」とはそこへ集まったり、支持したりする者が多い党派、流派という意味になります。
「賛成が多数派なのだが、反対意見がある以上一応会議は開かなくてはならないな」「あなたは多数派かもしれないが、私は少数派の方が正しいことを言っていると思える」などと使います。
「主潮」【しゅちょう】
「主潮」とは中心となる潮流のことで、ある時代、ある社会において中心となっている思想の傾向のことを言います。
「大多数」【だいたすう】
「大多数」とはあるまとまりのうち、大部分の数、ほぼ全員という意味で使います。
「大多数の意見」「大多数は反対している」などと使います。
「殆ど」【ほとんど】
「殆ど」とはすべてと言っていいぐらい、おおよそという意味になります。
「殆どの人は賛成」「殆ど、出席している」「正しいことをしている人が殆ど」「常識がある人が殆どであっても、一部非常識な人がいるとみんながそのように思われる」などと使います。
「主流」の英語と解釈
「主流」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“mainstream”という単語を使います。
例文は“the mainstream of American literature”(米文学の主流)、“The smartphone is starting to move into the mainstream”(スマホが主流になりつつある)などとなります。
いかがでしたでしょうか。
「主流」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。