「元手」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「元手」は、意味は1つですが、いろいろなことに対して使われる言葉です。
目次
- 「元手」とは?
- 「元手」の表現の使い方
- 「元手」を使った例文と意味を解釈
- 「元手」の類語や類義語
「元手」とは?
「元手」とは、何かを始める時の元として用意される金銭(またはそれに準じた存在)のことです。
例えば、商売を始めるとすると、もちろん最初にこれが必要になり、その額によって商売自体の規模も変わってくるでしょう。
その商売のような大きな対象だけでなく、ちょっとしたことに対しても使える言葉で、映画を見た時に「元手はとれる内容だったな」のように用いると、鑑賞料金相当には楽しめたと言っていることになります。
- 「元手」の読み方
「元手」の読み方
「元手」の読み方は、「もとで」になります。
「もとで」と読む言葉はこれだけなので、パソコンやスマホの変換でも間違えることはないでしょう。
尚、同じ読み方で「元出」という造語と言うべき言葉が、「出典元」として使われていることがありますが、正しい日本語表現ではないのであまり気にする必要はないでしょう。
ですが、「元手」をその「元出」と間違えて表記しないように注意してください。
「元手」の表現の使い方
「元手」の表現の使い方を紹介します。
この「元手」は、ギャンブルの際にも用いられる言葉で、「元手だけは取り返した」などという使い方をよく耳にします。
この意味は、遣った分だけは返ってきた(損はしていない)となり、このような「遣ったお金」という表現で使われるケースも多い言葉です。
「元手」を使った例文と意味を解釈
「元手」を使った例文と、その意味の解釈です。
色々なことに使える言葉だと分かる例文ばかりでしょう。
- 「元手」を使った例文1
- 「元手」を使った例文2
「元手」を使った例文1
「株式の取引を始めるなら、元手として30万円は用意したい」
もっと少ない金額から始めることもできますが、一般にはそれくらいのお金の余裕があって始めるものだと言われています。
当然ですが、借金などで用意するのはもっての外です。
「元手」を使った例文2
「大した元手が掛かっていない映画が大ヒットしたらしい」
映画の制作費は作品にまちまちですが、とても高額な場合も少なくありません。
しかし、高額を掛けたからといってヒットするとは限らず、中にはこの例文のように、大した制作費が掛かっていないのにも関わらず、大ヒットするものもあります。
「元手」の類語や類義語
「元手」の類語や類義語を紹介します。
商売やビジネスで使う場合には、こちらの方が向いている言葉です。
- 「資本」【しほん】
「資本」【しほん】
何かの事業を始める際の元手のことです。
それらにおいて、「元手」きちんと表現した言葉だと解釈していいでしょう。
逆に、ちょっとしたことには使わない言葉で、事業以外に対して使うと、意味は通っても大げさな表現になってしまう場合が多いです。
「元手」という言葉は、何かに対して最初に用意する、もしくはそれに対して遣った金銭のことだと解釈してください。
物々交換のような際には、金銭以外でもこの「元手」と表現する場合があります。