「必要」とは?意味や使い方!例文や解釈
「必要」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「必要」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「必要」とは?
- 「必要」の表現の使い方
- 「必要」を使った言葉と意味を解釈
- 「必要」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「必要」の反対語
- 「必要」の類語や類義語・言い換え
- 「必要」の英語と解釈
「必要」とは?
「必要」とは必ず要することで、なくてはならない、どうしてもしなければならないという意味があります。
- 「必要」の読み方
「必要」の読み方
「必要」とは「ひつよう」と読みます。
「必要」の表現の使い方
「必要」とは必ず要すること、なくてはならないこと、どうしてもしなければならないという意味で使う言葉です。
例えば「学校に必要な道具」と言えば、学校で必ず要する、なくてはならない道具という意味になります。
他には「新聞を読むのに眼鏡が必要」となれば眼鏡がなくてはならないということになります。
「家族に知らせる必要がある」とは家族に知らせることを必ずしなくてはならないということになります。
「必要」を使った言葉と意味を解釈
「必要」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「必要悪」
- 「必要経費」
- 「必要に迫られる」
「必要悪」
「必要悪」とは本来はない方がいいものであるが、組織の運営上、社会生活上やむをえずに必要とされる物事のことを言います。
「タバコ、お酒は体に良くないとわかってはいるけど、必要悪として存在しているものだ」「無農薬の方が体にいいとはわかるよ、でも虫が出る野菜は嫌がる人が多いし、農薬は必要悪だが大事なんだよ」などと使います。
「必要経費」
「必要経費」とは所得税法上において、所得を生み出す為に必要とされる経費のことを言います。
「必要経費」は収入金額から控除されます。
「お客様に出すお茶の購入費用は必要経費として計上できるのではないか」「この携帯電話は仕事にしか使っていないものですから、全額、必要経費です」などと使います。
「必要に迫られる」
「必要に迫られる」とはよく使う言い回しですが、これはそうしなければならない状態になるという意味になります。
例えば「勉強しなければならない必要に迫られる」とは勉強しなければならない状態になるという意味になります。
「必要に迫られるまでは動かなくていい」「早起きする必要に迫られる」「健康診断の結果、運動する必要に迫られる」などと使います。
「必要」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「必要」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「必要」を使った例文1
- 「必要」を使った例文2
「必要」を使った例文1
「必要は発明の母と言うけれど、君、これ本当にいいアイデア作品だよ」
「必要は発明の母」とは発明というものは「必要」から生まれるという意味です。
何か不便だ、こういう物があればいいという思いから、便利グッズなどは発明されるわけです。
そういう場合に「必要は発明の母」という言葉で言い表します。
「必要」を使った例文2
「僕の人生に君は絶対に必要な人なんだ、結婚して欲しい」
「必要」とは必ずなくてはならないこと、必ず要することという意味があります。
つまり自分にとって「必要な人」とはとても大事で、必ず一緒にいて欲しい人、いなくてはならない人という意味ですから、プロポーズの言葉ともなります。
「必要」の反対語
「必要」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「不要」【ふよう】
- 「お払い箱」【おはらいばこ】
「不要」【ふよう】
「不要」とはいらないこと、「必要」ではないことを言います。
「日常生活に不要な物はこの際捨ててすっきりさせよう」「不要不急の出費はしないようにして節約に励む」などと使います。
「お払い箱」【おはらいばこ】
「お払い箱」とは、使わない、役に立たないものを捨てることという意味があります。
そこから、使用人を解雇するという意味でも使う言葉です。
「経営が厳しいからと、お払い箱になったよ」「今回の引越しで、古いテレビはお払い箱となった」という風に使います。
「必要」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「必要」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「大切」【たいせつ】
- 「肝要」【かんよう】
- 「必須」【ひっす】
- 「肝心」【かんじん】
- 「不可欠」【ふかけつ】
「大切」【たいせつ】
「大切」とは複数の意味がありますが「必要」と類語の意味としては、重要であること、大事という意味が当てはまります。
「大切な役目を引き受ける」「あなたはこの会社でずっと大切にされてきたじゃない」「大切な人」などと使います。
「肝要」【かんよう】
「肝要」とは非常に大切なこと、という意味になります。
「これが、肝要な点なのですが・・・」「忍耐が肝要である」という風に使います。
「必須」【ひっす】
「必須」とはなくてはならないという意味で使います。
「これは必須科目だから受けるしかない」「必須アミノ酸」「レポートを出すのは必須条件なんだ」などと使います。
「肝心」【かんじん】
「肝心」とは特に大切なこと、非常に重要であるという意味で使います。
「肝心な事を忘れるなんて、私どうかしていた」「派手で目立つことよりも、基本が肝心なのだ」という風に使います。
「不可欠」【ふかけつ】
「不可欠」とは欠くことができないこと、必須という意味と同じになります。
「不可欠な条件なので何とか頑張るよりない」という風に使います。
「必要」の英語と解釈
「必要」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“need”、“necessity”という単語を使います。
例文は“satisfy their basic needs”(彼らの最低の必要を満たす)、“emphasize the necessity for reform”(改革の必要性を強調する)、“feel the need to take a rest”(休息の必要を感じる)などとなります。
いかがでしたでしょうか。
「必要」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。