「不要」の意味とは?「不要」と「不用」「無用」の違い・対義語・英語・類語
「不要」とは、「必要がないこと・必要ではないさま」です。
「不要」の「意味・読み方・英語と解釈・対義語・使い方・例文と解釈・類語や類義表現・不要と不用と無用の違い」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「不要」の意味とは?
- 「不要」の読み方
- 「不要」の英語(解釈)
- 「不要」の対義語
- 「不要」の言葉の使い方
- 「不要」を使った言葉・慣用句や熟語・関連
- 「不要」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「不要」の類語や類義表現
- 「不要」と「不用」の違い
- 「不要」と「無用」の違い
「不要」の意味とは?
「不要」の意味は、「必要がないこと・必要ではないさま」になります。
「不要」を訓読みで読み下すと「要らず(いらず)」になりますから、そのまま「要らないこと・必要ではないこと」を意味しているのです。
例えば、「不要になった電化製品をオークションで売ることにしました」や「不要なものをコンビニで買わずに節約しています」などの文章で、「不要」という言葉の意味を示すことができます。
「不要」の読み方
「不要」の読み方は、「ふよう」になります。
「不要」の英語(解釈)
「不要」の英語とその意味の解釈は、以下のようになります。
- 「不要」を使ったEnglishの例文1
- 「不要」を使ったEnglishの例文2
「不要」を使ったEnglishの例文1
“I don't need extra care for me at the time of the trip.”
この「不要」を使った英語の例文は、「旅行に行く時には、私に特別な気配りは不要です」を意味しています。
「〜が不要である・〜が必要ではない」を英語で表現する時には、“don't need〜”を使うことができます。
また、慣用的な反語表現で“Who needs fine rules?”(誰が細かいルールなんて必要なのか?=細かいルールなんて不要です。)
を用いて、「〜が不要であること」を示すこともできます。
「不要」を使ったEnglishの例文2
“This old junk computer is unnecessary.”
この「不要」を使った英語の例文は、「この古いガラクタのコンピューターは不要です」
を意味しています。
英語で「〜が不要である」ことを表現するには、“〜is unnecessary”を使うことができます。
“unnecessary”以外にも“needless”で「不要」の意味を表すことができ、“needless to say〜”の慣用句的な表現で、「〜の言葉は不要」という意味を示すこともできます。
「不要」の対義語
「不要」の対義語は、「必要(ひつよう)」になります。
「不要」とは「必要ではないこと・そのさま」を意味しています。
「必要」とは「なくてはならないこと・どうしてもしなければならないこと」など、「不要」とは反対の意味を持つ対義語なのです。
例えば、「修理に必要な作業をしています」や「必要なものを忘れないで下さい」などの文章で使われます。
「不要」の言葉の使い方
「不要」の言葉の使い方は、「必要ではない物・必要ではない事柄・しないならしないでも良いこと」などを指し示す時に使うという使い方になります。
例えば、「貯金したいなら、不要品を買わないようにしなさい」や「ストレス緩和のため、自分にとって不要な物事や人づきあいを減らしています」などの文章で、「不要」の言葉を正しく使用することができます。
「不要」を使った言葉・慣用句や熟語・関連
「不要」を使った言葉・慣用句や熟語を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「不要品」
- 「不要な出費」
- 「不要な買い物」
「不要品」
「不要品」とは、「必要ではない品物・すでに使わなくなって必要性がなくなった物」のことを意味しています。
例えば、「自宅に不要品がたくさん溜まっているのであれば、早めに大ゴミだしに出した方が良いでしょう」などの文章で使うことができるのです。
「不要な出費」
「不要な出費」の言葉の意味は、「必要性がない無駄な出費」や「使わないなら使わないでも良い必要性がない出費(お金の使い方)」になります。
例えば、「不要な出費を繰り返していては、いくらお金を稼いでも貯まることはありません」などの文章において使うことができます。
「不要な買い物」
「不要な買い物」の意味は、「買わないなら買わないでも良い物を買うこと」や「必要性のない内容の買い物」になります。
「給料が入ると不要な買い物ばかりをしてしまう私は、いつも妻から怒られてばかりいます」などの文章で使用することができます。
「不要」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「不要」を使った例文や短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「不要」を使った例文1
- 「不要」を使った例文2
「不要」を使った例文1
「不要品を多く溜め込んでしまって、家がまったく片付かない状態になっています」
この「不要」を使った例文は、「必要性のない物を多く溜め込んでしまって、家がまったく片付かない状態になっている」ということを意味しています。
「不要」を使った例文2
「大きな目標を達成したいのなら、まず行動することが大切であり、格好つけた言葉は不要です」
この「不要」を使った例文は、「大きな目標を達成したいのなら、まず行動することが大切で、中身のない気取った言葉などは必要がない」ということを意味しています。
「不要」の類語や類義表現
「不要」の類語や類義表現について、分かりやすく解説していきます。
- 「不必要・用無し・お役御免」
- 「余計・邪魔・お払い箱」
「不必要・用無し・お役御免」
「不要」の類語・類義表現として、「不必要・用無し(ようなし)・お役御免(おやくごめん)」があります。
「不必要」の意味はそのまま「必要ではないこと」、「用無し」とは「必要・用事がないこと」を意味しています。
「お役御免」とは「やるべき仕事や果たすべき役割が無くなったこと」を意味しています。
必要がないことを意味する「不要」の類義表現として、「不必要・用無し・お役御免」が上げられます。
「余計・邪魔・お払い箱」
「不要」の類語・類義表現として、「余計(よけい)・邪魔・お払い箱(おはらいばこ)」があります。
「余計」とは「物が余っていて無駄なこと、役に立たないこと」、「邪魔」とは「物事のさまたげになること、役に立たないこと」を意味しています。
「お払い箱」の意味は、「不要になったものや人を捨てること。
雇っていた人を解雇すること」になります。
必要ではないさまを示す「不要」の類語として、「余計・邪魔・お払い箱」を指摘できます。
「不要」と「不用」の違い
「不要」と「不用」の違いは、「不要」は「必要ではないこと・必要ではないさま」を意味していますが、「不用」は「使わないこと・役に立たないこと」を意味するという違いがあります。
「不要」の言葉では「無くても困らないもの・要らないこと」という意味のニュアンスが強くなっていますが、「不用」の方は「以前は使っていたが今は使わなくなったもの・現在では役に立たなくなったこと」の意味のニュアンスが強くなっているという違いが見られます。
「不要」と「無用」の違い
「不要」と「無用」の違いは、「不要」は「必要ではないこと・必要ではないさま」を意味していますが、「無用」の方は「役に立たないこと・やるべき事がないこと・してはいけないこと(天地無用など)」を意味しているという違いがあります。
「不要」の言葉には、「無用」のような「役に立たないこと」や「やってはいけないこと」といった意味はありません。
ただし、「無用」の言葉にも、「不要」と同じく「要らないこと・必要がないさま」の意味はあります。
「不要」という言葉について徹底的に解説しましたが、不要には「必要がないこと・必要ではないさま」などの意味があります。
「不要」の類語・類義表現としては、「不必要・用無し・お役御免」「余計・邪魔・お払い箱」などがあります。
「不要」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。