「お払い箱」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「お払い箱」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「お払い箱」という表現について詳しく紹介していきます。
目次
- 「お払い箱」とは?
- 「お払い箱」の表現の使い方
- 「お払い箱」を使った例文と意味を解釈
- 「お払い箱」の類語や類義語
「お払い箱」とは?
「お払い箱」というのは使用人をクビにすること、いらなくなった物や人を捨てること、という意味になります。
クビになることや解雇されることを「お払い箱になる」と言います。
例えば「リストラになり、お払い箱になってしまった」と言います。
あるいはいらなくなったものを捨てることも指し、「このテーブルは長年使ったけれどお払い箱だ」などと表現します。
- 「お払い箱」の読み方
「お払い箱」の読み方
「お払い箱」は「おはらいばこ」と読みます。
日常的にも使われる表現ですので、ぜひ覚えておきましょう。
「お払い箱」の表現の使い方
「お払い箱」という表現は使用人を辞めさせることやいらなくなった物や人を捨てることを指しています。
もともとは伊勢神宮でお祓いの札を入れておく箱が「お祓い箱」と言われており、ここからきた表現なのではないかと考えられています。
毎年新しいお札と古いお札を取り替えたため、このような表現になりました。
古いものを捨てる、いらなくなった労働者を辞めさせる、という意味で使われます。
「お払い箱」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「お払い箱」を使った例文1
- 「お払い箱」を使った例文2
「お払い箱」を使った例文1
「長年あの会社で働いたのに、容赦なくお払い箱になってしまった」
長年同じ会社で働き、終身雇用でやってきたにもかかわらず不景気によってリストラに遭ってしまった、などという経験を持つ人もいるのではないでしょうか。
定年まで仕事をし、きちんと年金をもらう予定だったという状態であれば、なおさら辛いですよね。
このように仕事を辞めさせられてしまうことをお払い箱になる、と表現します。
「お払い箱」を使った例文2
「長年使ってきた毛布はお気に入りだったが、そろそろお払い箱にしよう」
家に置いてある家具や毛布など、しかるべき時が来たら取り替える必要がありますよね。
しかし、長年使ってきたものの場合、なかなか捨てる決心がつかないこともあるかもしれません。
その一方で、やはり捨てなければ場所を取るなどと決意することもあるのではないでしょうか。
いらなくなったものを処分する時、お払い箱にするという表現が使えます。
「お払い箱」の類語や類義語
ここでは類義語を紹介していきます。
- 「お役御免」【おやくごめん】
- 「厄介払い」【やっかいばらい】
「お役御免」【おやくごめん】
「お役御免」というのは「役目や役割を辞めさせられる事」や「役目を果たす必要がない」を指しています。
例えば「管理職をお役御免になる」などと表現します。
「厄介払い」【やっかいばらい】
「厄介払い」というのは「厄介な事を追い払う」、という意味になります。
「厄介」というのは手数がかかって面倒なことを指しています。
「お払い箱」という表現は日常会話でも使うことがありますので、ぜひ知っておきましょう。
「お払い箱」にはなりたくないですね。