「歯向かう」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「歯向かう」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「歯向かう」という言い回しについて詳しく紹介していきます。
目次
- 「歯向かう」とは?意味
- 「歯向かう」の表現の使い方
- 「歯向かう」を使った例文と意味を解釈
- 「歯向かう」の類語や類義語
「歯向かう」とは?意味
「歯向かう」というのは「刃物を持ったり歯を剥き出したりして向かっていく」という意味から、強いものや力のあるものに反抗して向かっていくという意味になります。
弱いものをいじめるときに使う表現ではなく、「強いものや力のあるものに対抗する」という時に使われる表現です。
例えば、子供が親に反発するときは「子供が親に歯向かう」という表現が使えます。
力の強いものに対して意見や指示に従わない場合に使われる表現だと言えるでしょう。
- 「歯向かう」の読み方
「歯向かう」の読み方
「歯向かう」の読み方は、「はむかう」になります。
「歯向かう」の表現の使い方
「歯向かう」の表現の使い方を紹介します。
「歯向かう」という表現はあくまでも力のあるものや強いものに対して使われる表現ですので、「子供が親に歯向かう」という使い方が一般的だといえます。
または、職場で部下が上司に反発した場合は「部下が上司に反発する」と言えますね。
年配の人に反発する場合、あるいは立場が上の人に対して反発する場合に使われる表現だといえます。
「父が祖父に歯向かっていた」とも言えます。
「祖父が父に歯向かった」とは言いません。
「歯向かう」を使った例文と意味を解釈
「歯向かう」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「歯向かう」を使った例文1
- 「歯向かう」を使った例文2
「歯向かう」を使った例文1
「子供が最近よく歯向かってくるので、大変です」
子供は知識がつくことによって「親に歯向かう」ようになります。
子供自身の性格が確立し、親に対して反発するようになりますよね。
特に思春期などは大変だと思う保護者も多いのではないでしょうか。
しかしそれも成長の一環ですから、楽しむ位の余裕が必要です。
思春期などは親にとっては大変な時期ですから、余裕を持って臨みたいものです。
「歯向かう」を使った例文2
「彼は部長に歯向かい、左遷された」
職場では身分が上の人に歯向かったために左遷されてしまった、などということも起こり得るかもしれません。
確かに歳上の人や身分が上の人に対して反発することも必要ですが、場合によってはタイミングや言い方などを考えなければいけないこともあります。
そもそも人によっては部下から反発されたくないと考える人もいますよね。
「歯向かう」の類語や類義語
「歯向かう」の類語や類義語を紹介します。
- 「抗う」【あらがう】
- 「楯突く」【たてつく】
「抗う」【あらがう】
「抗う」というのは「争う」、「抵抗する」、「逆らう」という意味になります。
従わないで争う時に使われる表現です。
「楯突く」【たてつく】
「楯突く」というのは「力のあるものや目上の者に反抗する」という意味になります。
「反対する、歯向かう」という意味です。
「歯向かう」というのは子供が親に対してするものですよね。
弱いものに対して反発するより、勇気がある行動だといえます。