「話を切り出す」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
皆さんは「話を切り出す」という表現を色々な所で聞いたり、実際に使っているのではないかと思います。
それだけにごく身近な言い回し方の言葉ですが、実際にどのような意味を含んで、使われる言葉なのかを今一つ分からないままに使っている人もいるかもしれません。
そこで今回は、この「話を切り出す」にフォーカスしていくことにします。
目次
- 「話を切り出す」とは?
- 「話を切り出す」の表現の使い方
- 「話を切り出す」を使った例文と意味を解釈
- 「話を切り出す」の類語や類義語
「話を切り出す」とは?
「話を切り出す」とは、「話や相談などを始める」という意味のある言葉です。
この言葉が使われる前は、何か重たい空気が流れるような沈黙があり、言いづらい内容のことを話し出す印象があります。
- 「話を切り出す」の読み方
「話を切り出す」の読み方
「話を切り出す」は「はなしをきりだす」という読み方をしますが、難しい発音ではないので、ここで間違いのないように、きちんと確認しておきましょう。
「話を切り出す」の表現の使い方
「話を切り出す」は「話や相談などを始める」という意味になりますが、重々しい空気の中で、堰(せき)を切るように1つの話でいきなりその場の雰囲気が激しく流れるようになります。
例えば、中々言えなかった「別れ話を切り出す」というような場面がよく当てはまります。
このようなケースで使われることがあります。
「話を切り出す」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「話を切り出す」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「話を切り出す」を使った例文1
- 「話を切り出す」を使った例文2
「話を切り出す」を使った例文1
「中々、取引先に伝えづらかった重大な話を思い切って切り出すことができる。これで何とかスムーズに事が運べるように祈るだけだ」
仕事の取引先ともなると、中々、言い出すことが難しいことがあります。
しかし、きちんと相手に伝えて理解をもらえないと、相手に大きな迷惑をかけてしまい、信用失墜になるので、話を切り出すタイミングを見計らいながら、相手に伝えなければなりません。
「話を切り出す」を使った例文2
「僕は彼女の両親に、きちんと結婚話を切り出すのをためらってしまい、挨拶のタイミングを逸してしまった」
横に彼女がいたのなら、このような対応のまずさは、決して許されるものではないでしょう。
2人の将来のことをきちんと、相手の両親に話して理解を求めなければならない重要な局面です。
しっかりと親の目を見て、これからの将来のことを話することができて初めて、両親からも信頼されることになります。
「話を切り出す」の類語や類義語
「話を切り出す」を他の言葉で言い換えるとするなら、他にどのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「言い始める」【いいはじめる】
- 「口火を切る」【くちびをきる】
「言い始める」【いいはじめる】
「言い始める」が「話を切り出す」の類義語として使うことができる言葉です。
「議論などを始めること」という意味で使われますが、「話を切り出す」よりも、さらに身近な言い回しとして、よく耳にすることが多い言葉でしょう。
「口火を切る」【くちびをきる】
「口火を切る」という言葉も「話を切り出す」の類義語として扱うことができます。
「沈黙の後で話を始めること」という意味で用いられますが、静かな中で誰かが、先陣を切って話出すような場合に使われることが多い言い回しです。
「話を切り出す」という言葉の意味や使い方を紹介して来ましたが、この言葉は「言いづらいことを、じわじわと口に出して話する」というニュアンスもあり、その使い方は正確に理解しておくことが大切です。