「シンギュラリティ」とは?!意味や解説
この「シンギュラリティ」は、近年よく聞くようになった言葉です。
目次
- 「シンギュラリティ」とは?
- 「シンギュラリティ」の概要
- 仮想の中での「シンギュラリティ」の例
「シンギュラリティ」とは?
「シンギュラリティ」とは、「技術的特異点」と訳される言葉で、人工知能(AI)の今後の発達により、人間の生活がこれまでとは大きく変わってしまう瞬間を指して使われています。
「その時」という意味で使われる為、「シンギュラリティが起こると言われているのは~」のような使われ方になり、最新の研究では2045年がその瞬間だと言われています。
「シンギュラリティ」の概要
「シンギュラリティ」の意味については上の通りですが、特にここ10数年で急速に発達した人工知能の今後を正確に予想するのも難しいというものです。
その為、先の2045年に起こると言われている「シンギュラリティ」の予測は間違っているという説を唱える専門家も多く、本当にそのようなことが起こるのかと疑問視する声もあれば、もっと早くその瞬間が訪れるとも考えられており、正確なことは誰にも分かりません。
確かに、将棋ソフト1つを例に挙げてみても、2005年頃まではその時点で最強と言われたソフトがアマチュアでも簡単に勝てるレベルの強さに過ぎなかったものが、現在ではプロ棋士でも勝つことができないレベルに到達しています。
このようなことは、過去には全く予測できなかったことです(将棋という複雑なゲーム性から、人間が負ける日が来ることは考えられませんでした)。
仮想の中での「シンギュラリティ」の例
有名な「ターミネーター」という映画のシリーズがありますが、この作品では、発達して自我が芽生えてしまった人工知能の「スカイネット」により、人間がコンピューターに支配されてしまうという未来が待っています。
作中で「シンギュラリティ」に当たる「審判の日」があったのは1997年8月29日とされており、実際にはとっくに過ぎてしまっていますが、この映画が公開された1991年からそう遠くはない未来にそのようなことが起こると暗示された作品だと高く評価されています。
人工知能を発達させるのも、どこかでストップするのも、最終的には人間次第だと言っていいでしょう。
よって、ターミネーターの世界ではありませんが、そのようにはならないように、人為的にこの「シンギュラリティ」が起こらないようにすることも可能と言えば可能です。