「印象を持たれる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話で「印象を持たれる」という言葉が使われることがありますが、一体どの様な意味があるのでしょうか。
類語や例文などを併せて紹介します。
目次
- 「印象を持たれる」とは?
- 「印象を持たれる」の表現の使い方
- 「印象を持たれる」を使った例文と意味を解釈
- 「印象を持たれる」の類語や類義語
「印象を持たれる」とは?
「印象を持たれる」の概要について紹介します。
- 「印象を持たれる」の読み方
- 「他人にこんな人だろうと思われること」の意味
- 「目上の人が人やものを印象に残す様子の尊敬語」の意味
- 「印象を持たれる」を分解して解釈
「印象を持たれる」の読み方
「印象を持たれる」は「いんしょうをもたれる」と読みます。
「いんぞう」と読み間違わない様に注意しましょう。
「他人にこんな人だろうと思われること」の意味
「印象を持たれる」の意味は「他人に自分の見た目や性格などについての概念を持たれること」という意味です。
人は初めて会う相手やまだ慣れていない相手と接した時に「清潔そうな人だ」「明るい人だ」と自分の中で想像して、その人は「その様な人だろう」と認識します。
本当はそうでないかも知れませんが、相手に自分に対してあくまで想像で「こんな人だろうと思うこと」を言います。
「目上の人が人やものを印象に残す様子の尊敬語」の意味
「印象を持たれる」の「持たれる」は、受け身形と尊敬語の2つの意味があり、尊敬語の場合は目上の人が相手に対して「こんな人だろうと想像すること」を表します。
「印象を持たれる」を分解して解釈
「印象を持たれる」は「印象+を(助詞)+持たれる」から成り立っています。
「印象」とは「人やものが心の中に強く感じて残ること」「美術用語で感覚的に影響を受けること」という意味です。
「持たれる」は動詞「持つ」の受け身・尊敬の形で「手に取られる」「所有される」の他に「心に抱かれる」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「人やものを心に強く感じて抱かれること」という意味で使われています。
「印象を持たれる」の表現の使い方
「印象を持たれる」の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 推測の意味で使う
文法的な使い方
「印象を持たれる」を使う場合には、「誰に、どの様な」という説明文が必要になります。
ただ「印象を持たれる」では漠然としていて意味が成り立ちません。
「印象を持たれて」と副詞として使われることもあります。
推測の意味で使う
「印象」はあくまで人の心の中で想像しているものであり、相手が本当にそう思っているかは分りません。
「印象を持たれる」と使う場合には、臆測の意味も含まれますので、決めつけない様にしましょう。
「印象を持たれる」を使った例文と意味を解釈
「印象を持たれる」を使った例文を紹介します。
- 「印象を持たれる」を使った例文1
- 「印象を持たれる」を使った例文2
「印象を持たれる」を使った例文1
「婚活パーティーで相手に好印象を持たれた様だ」
婚活イベントに参加して、相手が自分に興味を持ち、1対1でアプローチしてきたことを表しています。
「印象を持たれる」を使った例文2
「打ち合わせに遅刻して取引先に悪い印象を持たれてしまった」
取引先との打ち合わせ時間に遅刻してしまい、相手が何となく不機嫌だったことを表しています。
「印象を持たれる」の類語や類義語
「印象を持たれる」の類語を紹介します。
- 「記憶に残る」【きおくにのこる】
- 「イメージ付けられる」【いめーじつけられる】
「記憶に残る」【きおくにのこる】
「人やものごとが心の中に強く刻まれていること」という意味です。
「イメージ付けられる」【いめーじつけられる】
「その人を象徴するものとして記憶されること」という意味です。
「印象を持たれる」は「他人にこんな人だろうと思われること」「目上の人が人やものを印象に残す様子の尊敬語」という意味があります。
初対面の人と接した時に使ってみましょう。