「長玉」とは?意味と概要を詳しく解説!
「長玉」とは、あまり見聞きしない言葉ですが、カメラ業界で使われる専門用語です。
目次
- 「長玉」とは?
- 「長玉」の概要
- 「長玉」の表現を使うときの注意点
「長玉」とは?
「長玉」とは、「望遠レンズ」のことを指して使う言葉です。
カメラの世界では、レンズのことを「玉」と表現します。
「ぎょく」ではなく「たま」と発音する為、「長玉」は「ながたま」と読んでください。
プロカメラマンの間で使われている業界用語ですが、一般のカメラの愛好家にも浸透している言葉で、プロではなくても「そろそろ新しい長玉が欲しいな」などとごく普通に使っています。
「長玉」の概要
望遠レンズに対し、普通のレンズは特に「短玉」などとは呼ばず、そのままただ「玉」とだけ使います。
レンズは球体という訳でもありませんが、正面から丸く見えることから、この「玉」と呼ばれています。
また、「玉」は望遠レンズも含めたカメラ用のレンズの総称としても使える言葉で、カメラの愛好者の間では、「今日はどんな玉を持ってきたの?」のように用いられています。
「長玉」と呼ばれる望遠レンズに厳密な定義はありません。
普通のレンズと比較して画角が狭く、焦点距離が長いレンズがそう呼ばれており、100mmでも充分に望遠レンズと呼べるレンズですが、一部では135mm以上のものをそう呼ぶと決めていることがあります。
例えば、お店で望遠レンズコーナーには、135mm以上のレンズしか置いていない(100mmだと、別のコーナーになる)ような場合です。
「長玉」の表現を使うときの注意点
上のように、「長玉」に厳密な定義は存在しない為、人によって解釈が多少異なる場合があります。
その為、自分では充分に「長玉」と表現できるレンズだと思っても、そこまでいかない「中望遠レンズ」だと言われてしまうかも知れません。
この中望遠とは、普通のレンズよりは画角が狭く、焦点距離が長いレンズの表現で、100mm未満のものを指して使うことが多く、85mm程度のものによく使われています(こちらも特に定義はありません)。
望遠レンズのことを「長玉」と呼ぶと、それだけでカメラにある程度詳しい人だと思われることでしょう。
ですが、そこまで詳しくない場合、それならと他の専門用語などを連発されてしまい、「にわか」だとバレてしまう可能性があるので注意してください。