「アウトフォーカス」とは?!意味や解説「ピンボケ」の違い
「アウトフォーカス」とは、写真用語として使われる言葉で、撮影におけるテクニックの1つです。
目次
- 「アウトフォーカス」とは?
- 「アウトフォーカス」の概要
- 「アウトフォーカス」と「ピンボケ」の違い
「アウトフォーカス」とは?
「アウトフォーカス」とは、写真の中でわざとピントをぼかしている部分のことです。
例えば、花を接写した写真で、その花以外の背景がぼやけていることがありますが、そのはやけている部分がこの「アウトフォーカス」となります。
このように、ある対象にピントを合わせた時に、それが合っていない(主に背景の)部分に対して使う言葉で、わざとそのようにぼかすとピントが合っている部分が強調された(それが写したかったと表現している)写真になります。
「アウトフォーカス」の概要
「アウトフォーカス」を作るには、ピントの調整ができるカメラであることが条件です。
一昔前に流行ったレンズ付きフィルム(富士フィルムの「写ルンです」など)や、チェキと呼ばれているその場で写真が印刷できる機能が付いたカメラなどでは、ある程度の距離(専門用語で「無限遠」と呼びます)以降は全てピントが合う仕組みになっている為、この「アウトフォーカス」の部分を作ることができません。
最近ではコンパクトカメラでもオートフォーカス機能が付いていることがほとんどで、シャッターを半押しにすると中央の被写体にピントが合い、その状態で撮影すると、周りの部分はアウトフォーカスになります。
「アウトフォーカス」と「ピンボケ」の違い
「ピンボケ」は、その写真として強調したかった部分までぼやけてしまったことを表す言葉です。
つまり、何にもピントが合っておらず、まるで曇りガラス越しに撮ったような写真です。
何かにピントを合わせていればそのような写真になることはありませんが、オートフォーカス機能の使用時にピントが確定する前にシャッターが切られた、またはマニュアルでのピントの調整がうまく合わなかった、更にはチェキなどの簡易カメラで無限遠より手前の距離で撮影してしまった場合などに、このポンボケの写真となってしまいます。
「アウトフォーカス」は、写真でピントが合っていない部分という意味ですが、遭えてその部分はそうしたという時に使われる言葉です。