「完結」とは?意味や使い方!例文や解釈
「完結」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「完結」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「完結」とは?
- 「完結」の表現の使い方
- 「完結」を使った言葉と意味を解釈
- 「完結」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「完結」の反対語
- 「完結」の類語や類義語・言い換え
- 「完結」の英語と解釈
「完結」とは?
「完結」とは締めくくりがつき、全てが終わるという意味と、それ自体が一つのまとまったこととして存在できていることという意味と二通りあります。
- 「完結」の読み方
「完結」の読み方
「完結」と書いて「かんけつ」と読みます。
「完結」の表現の使い方
「完結」とは、二通りの意味合いで使います。
まず締めくくりがつき全てが終わるという意味においては「連載漫画が完結する」「今日の夜の放送分で、第一部が完結するのよ」「このシリーズはまだ完結していない」という風に使います。
一方で、それ自体がまとまっているものとして存在しているという意味においては「完結した論理」「一人で生活が完結しているから、結婚願望もないみたいよ」という使い方をします。
どちらの意味合いで「完結」という言葉が使われているかは、前後にある言葉から判断するようにしましょう。
「完結」を使った言葉と意味を解釈
「完結」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「完結編」
- 「自己完結」
- 「完結済み」
「完結編」
「完結編」とはドラマ、漫画、小説などがシリーズものになっていて、最後に発表されたものを言います。
「ついに秋から完結編が始まる」「完結編が楽しみだ」「完結編が出てから全巻買うつもり」などと使います。
「自己完結」
「自己完結」とは物事などが、自分の中で納得する、結論が出ることを言います。
これは自立しているという良い意味合いで使うことと、周りの人に相談もなく、一人で勝手に物事を終わらせてしまう、自分勝手といった悪い意味合いと両方で使うことができます。
「彼は自己完結した人だから、人に愚痴を言ったり、迷惑をかけたりはしないよ」「君は何でも自己完結してしまうけど、もっと相談して欲しかったよ」などと使います。
「完結済み」
「完結済み」とはすでに締めくくりがつき、全て終わっているという意味で、漫画や小説など連載が終了しているものを言う時などに使います。
「完結済みの漫画なら読む」「この漫画は完結済みじゃない、まだ連載中だ」また、違う意味ではすでにその問題、議論は決着がついているといった意味で使うこともあります。
「その件についてはもう完結済みです」などと言います。
「完結」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「完結」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「完結」を使った例文1
- 「完結」を使った例文2
「完結」を使った例文1
「これで一つの完結と見ていいんじゃないか」
「完結」とは、それ自体が一つのまとまったものとして存在できているという意味があります。
物事、議論などあるところまでくると、もうこの辺りで締めくくってもいい、一つのまとまりとして存在できているということを「完結」と言い表します。
「完結」を使った例文2
「この話はまだ完結していないから、今は読まない」
話が全て終わることを「完結」と言います。
物語、ドラマといったものは連載であったり、シリーズ化されていたりというものが多いのです。
一気に読みたいという人は、続きを待つ楽しさより、待ち遠しいという気持ちが強かったりもします。
その為例文のようにまだ終わっていない話なら今は読まないとなるわけです。
「完結」の反対語
「完結」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「未完」【みかん】
- 「不完全」【ふかんぜん】
- 「未達」【みたつ】
「未完」【みかん】
「未完」とはまだ完成していないという意味になります。
「未完の漫画」「未完になっている」などと使います。
「不完全」【ふかんぜん】
「不完全」とはまだ完全ではない、不備があるという意味になります。
「未達」【みたつ】
「未達」とはまだ、達成できていないこと、未達成という意味になります。
「完結」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「完結」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「終結」【しゅうけつ】
- 「閉幕」【へいまく】
- 「御仕舞」【おしまい】
- 「終息」【しゅうそく】
- 「終幕」【しゅうまく】
「終結」【しゅうけつ】
「終結」とは物事のおさまりがつく、終わりという意味になります。
続いていた事件、騒動などがおさまりがつくということに使います。
「ようやく、争いが終結する」という風に使います。
「閉幕」【へいまく】
「閉幕」とは幕が下り、お芝居が終わるという意味と、事件や行事などが終わりになることを言います。
「無事に閉幕となった」「事件も閉幕した」などと使います。
「御仕舞」【おしまい】
「御仕舞」とは終わること、済むことを言います。
また物事が駄目になるという意味でも使います。
「今日の営業はもう御仕舞です」「俺はもう御仕舞だ」「私のお話はこれで御仕舞」などと使います。
「終息」【しゅうそく】
「終息」とはやむこと、終結するという意味になります。
「デフレが終息する」という風に使います。
「終幕」【しゅうまく】
「終幕」とは演劇、映画、お芝居などが終わること、最後の幕という意味ですが、そこから、物事が終わることを言います。
「誰も予想しなかった終幕となった」などと使います。
「完結」の英語と解釈
「完結」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“completion”(完了)、“conclusion”(結び)という単語を使います。
例文は“To be concluded”(次号完結)となります。
また、今月号で連載が終わるといった時は“Concluded”(本号完結)となります。
いかがでしたでしょうか。
「完結」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。