「悪報」とは?意味や使い方!例文や解釈
「悪報」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「悪報」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「悪報」とは?
- 「悪報」の表現の使い方
- 「悪報」を使った言葉と意味を解釈
- 「悪報」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「悪報」の反対語
- 「悪報」の類語や類義語・言い換え
- 「悪報」の英語と解釈
「悪報」とは?
「悪報」とは悪い知らせのことです。
また仏教的な意味合いにおいては、悪いことが原因となって、招く悪い事、悪の報いといったことになります。
- 「悪報」の読み方
「悪報」の読み方
「悪報」とは「あくほう」と読みます。
「悪報」の表現の使い方
「悪報」とは悪い知らせという意味で使います。
使い方としては「悪報が届く」「悪報が入ってきたが信じたくない」「父から悪報を聞いた」という風になります。
「悪報」を使った言葉と意味を解釈
「悪報」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「悪報が届く」
- 「悪報を受ける」
- 「悪報を聞いた」
「悪報が届く」
「悪報が届く」とは悪い知らせが自分のもとへ来ることを言います。
「娘が解雇されたとの悪報が届く」「またしても悪報が届く」という風に使います。
「悪報を受ける」
「悪報を受ける」とは、仏教的な意味合いで使う言葉で意味としては「悪の報いを受ける」ということになります。
自分がした悪い事が原因となり悪いことを招いてしまうことを言います。
例えば学生時代に友達をいじめていた人が、自分が社会人となって上司からひどいパワハラを受けたとします。
そのような場合「悪報を受ける」という言葉が当てはまるでしょう。
「今になって悪報を受ける」「あいつが、悪報を受けるのは当然だ、ひどい目にあった人がどれだけいると思うんだ」などと使います。
「悪報を聞いた」
「悪報を聞いた」とは、悪い内容の知らせ、話を聞いたという意味になります。
「友達の家の悪報を聞いて、こちらまで暗くなる」「悪報を聞いて、絶望した」などと使います。
「悪報」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「悪報」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「悪報」を使った例文1
- 「悪報」を使った例文2
「悪報」を使った例文1
「朝から、こんな悪報など聞きたくなかった」
「悪報」とは悪い知らせのことを言います。
ですから朝から悪い内容の話を聞きますと、その日一日そのことを考えてしまったり、悲しい、辛いといった気持ちになるでしょう。
「悪報」を使った例文2
「あの人のことと言ったら、悪報ばかりで、今は名前を聞くのも嫌だよ」
「悪報」とは悪い知らせという意味です。
つまりある人において「悪報」ばかりがあるというのは、その人の素行が悪いということが考えられるのです。
もしも自分に近い関係の人が「悪報」ばかりであれば、もう縁を切りたいと思い詰めることもあるでしょう。
そのような気持ちを例文は言い表しているのです。
「悪報」の反対語
「悪報」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「吉報」【きっぽう】
- 「善報」【ぜんぽう】
「吉報」【きっぽう】
「吉報」とは、おめでたいお知らせ、喜ばしい便りのことを言います。
「あなたからの吉報を待っているよ」「離れている娘から吉報が届いた」などと使います。
「善報」【ぜんぽう】
「善報」とは仏教用語であり、善行の結果、生じてくる好ましい事という意味があります。
「悪報」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「悪報」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「凶報」【きょうほう】
- 「悲報」【ひほう】
- 「訃報」【ふほう】
- 「凶伝」【きょうでん】
- 「悪い知らせ」【わるいしらせ】
「凶報」【きょうほう】
「凶報」とは悪い知らせのことであり、人が亡くなった時の知らせのことでもあります。
「凶報が入ってきた」「凶報があります」と言う風に使います。
「悲報」【ひほう】
「悲報」とは悲しい知らせのことで、意味は「凶報」と同じです。
「悲報で一晩中泣いていた」「こんな悲報、受け入れることができない」「悲報が届いて、涙があふれる」などと使います。
「訃報」【ふほう】
「訃報」とは死亡の知らせという意味になります。
「訃報に接する」という風に使います。
「凶伝」【きょうでん】
「凶伝」とは悪い事、不吉な事の知らせ、噂といった意味になります。
「悪い知らせ」【わるいしらせ】
「悪報」という言葉を簡単な言葉に言い換えるならば、「悪い知らせ」となります。
病気をした、ケガをした、亡くなった、離婚した、借金をしたなど、一般的に聞いて嬉しくない、好ましくないとされる知らせは「悪い知らせ」という解釈になるでしょう。
「母から電話があるのは悪い知らせの時だけだ」「あいつらが俺に連絡をよこすということは、悪い知らせに違いない」「悪い知らせなら聞きたくない」などと使います。
「悪報」の英語と解釈
「悪報」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“bad news”と言います。
例文は“Bad news travels fast”(悪い知らせは早く人に伝わる)となります。
いかがでしたでしょうか。
「悪報」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
「悪報」には二通りの意味があります。
悪い知らせ、凶報という意味と、仏教的な意味合いで悪事が因となり悪い事を招くこと、悪の報いという意味です。
どちらの意味もしっかり覚えておきましょう。
どちらの意味で使っているのかは前後にある言葉を見て判断します。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。