「吉報」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!
「吉報」の意味や類語を紹介します。
さらに「吉報」の使い方や、「吉報」を使った例文を紹介します。
目次
- 「吉報」の意味とは?
- 「吉報」の伝わり方の変化
- 「吉報」の類語や言い換え・似た言葉
- 「吉報」を使った例文
- 「吉報」の対義語
「吉報」の意味とは?
「吉報」という言葉を目にした事があるでしょうか。
年齢を重ねた方は、見慣れた言葉かもしれません。
またネットニュースなどで、現在も「吉報」という言葉が使われる事もあります。
そんな、縁起が良い「吉」という言葉が含まれた、「吉報」の読み方と意味を紹介します。
- 「吉報」の読み方と意味
「吉報」の読み方と意味
「吉報」は「きっぽう」と読みます。
「吉報」は「きちほう」ではなく、「きっぽう」だと覚えておきましょう。
また「吉報」は「良い知らせ」という意味があります。
おみくじを引いた時も「吉」が出たら、嬉しい気持ちになると思います。
同じように「吉報」を見たら、嬉しい気持ちになるでしょう。
また「吉報」にはおみくじで「大吉」を引いた時のような、「めでたい気持ち」も含まれています。
このように「吉報」には、「おめでとう」と周囲の人に言われるような、素晴らしい知らせという身があります。
「吉報」の伝わり方の変化
「吉報」は直接誰かから伝えられる事もあれば、電話を通じ知らされる事、またはメールや手紙、電報などで知らされる事もあります。
またはニュースなどを通じて、間接的に知らされる事もあるでしょう。
「吉報」はそのもたらされ方によっても、嬉しさが変わります。
時代によって、「吉報」を伝える時のスタイルは変化しています。
昭和の時代なら「吉報」は「電報」や「電話」を通じて届く事が多かったです。
現在は、「メール」や「SNS」を通じてもたらされる事が多くなりました。
例えば「大学受験の合格通知」は「吉報」の代表的なものですが、その伝わり方は時代と共に大きく変化しています。
「吉報」は、「ネットを通じてもたらされるもの」というイメージが強い時代になりました。
「吉報」の類語や言い換え・似た言葉
「吉報」の類語や似た意味の言葉を紹介します。
「良い知らせ」を意味する言葉が続きます。
- 「朗報」【ろうほう】
- 「快報」【かいほう】
- 「嬉しい便り」【うれしいたより】
- 「良いニュース」【よいにゅーす】
「朗報」【ろうほう】
「朗報」は「吉報」に並ぶような、メジャーな「良い知らせ」ではないでしょうか。
「朗報」は良い知らせという意味だけでなく、「気持ちが朗らかになる、楽しい気持ちになる知らせ」という意味が含まれています。
「朗報!パンダに赤ちゃんが生まれた」という場合、聞いた人が朗らかな気持ちになると思います。
ただし「吉報」との厳密な使い分けはないので、「吉報」と「朗報」は言い換える事が可能です。
「快報」【かいほう】
「快報」という言葉は、ほとんどの方が知らない言葉かもしれません。
「快報」も「いい知らせ」という意味があります。
さらに「素晴らしい知らせ」という意味も含まれています。
「吉報」「朗報」「快報」は、このように微妙にニュアンスが違い、使い分ける事も可能です。
ただし、どの言葉を使っても、間違った使い方にはなりません。
「吉報!パンダに赤ちゃんが生まれた」「快報!パンダに赤ちゃんが生まれた」と言い換えても、違和感はありませんし、大きな意味は変わらないからです。
何となく使い分けてみようと思っていれば、それで十分でしょう。
「嬉しい便り」【うれしいたより】
「吉報」は「嬉しい便り」という言葉に言い換える事も可能です。
「彼女から『吉報』が届いた」と「彼女から『嬉しい便り』が届いた」はほとんど同じ意味になるからです。
また「嬉しい」「便り」と分かりやすい表現が使われていますので、「吉報」よりも伝わりやすい相手がいそうです。
「良いニュース」【よいにゅーす】
「吉報」を現代風にすると「良いニュース」になるかもしれません。
ただし「ニュース」という言葉を使うため、直接的に良い知らせが届くのではなく、メディアを通じて、あるいは人づてに良い知らせが届くイメージになります。
「吉報」を使った例文
「吉報」を使った文章を作りましょう。
そのために「吉報」を使った例文をチェックしてみましょう。
- 「吉報」の例文1
- 「吉報」の例文2
- 「吉報」の例文3
「吉報」の例文1
良い知らせを待つ人の様子を「吉報」を使った文章にしてみましょう。
「A君は、大学入試を終えた後、大学からの『吉報』を待ち続けている」、「恋距離恋愛をしている私は、遠くにいる彼女からの『吉報』を待っている。『来週の週末、遊びに行くね』そんなメッセージが届きますように」、「結婚をして数年経った頃から、両親は『吉報』が届くのを待っている。もちろん子供が生まれるという知らせの事だ」という感じになります。
何かにチャレンジした後、何かを待ち望んでいる人は、心のどこかで「吉報」が届く事を期待しているものです。
その様子を、「吉報」を使って文章にしてみましょう。
「吉報」の例文2
実際に良い知らせが届いた様子を、「吉報」を使った文章にしてみましょう。
「ついに大学から『吉報』が届いた!来年からは大学生だ」、「再就職先が決まり、男は妻が待つ家に走った。
一刻も早く『吉報』を伝えたかったからだ」、「長年チャレンジしていた賞を受賞する事を告げる、『吉報』が届いた」などです。
「吉報」が届いた瞬間がもっともハッピーですし、「吉報」を伝える人も嬉しい気持ちになれます。
そんな素敵な一瞬を「吉報」を使った文章で、切り取ってみましょう。
「吉報」の例文3
「吉報」は必ずもたらされるわけではないです。
多くの場合は良い知らせが届かずに終わります。
そのような様子を「吉報」を使った文章にしてみましょう。
「期待していた『吉報』は結局届かなかった。また一年間勉強して、来年の受験に備えよう」、「久しぶりに会った、遠距離恋愛中の彼女に会った瞬間、嫌な予感がした。彼女の口から出る言葉は、きっと『吉報』ではないはずだ」、「上司に『吉報』をもたらしたくて努力をしたが、コンペに敗れてしまった」という感じです。
もし「吉報」が届かなくても、チャンスは一度だけではありません。
努力を続けていれば、いつか誰のもとにも、「吉報」が届くでしょう。
「吉報」の対義語
最後に「吉報」の対義語や、まるで逆の意味を持つ言葉を紹介します。
「悪い知らせ」を表現する言葉がいくつか続きます。
- 「凶報」【きょうほう】
- 「悲報」【ひほう】
- 「訃報」【ふほう】
「凶報」【きょうほう】
「吉報」の対義語は「凶報」になります。
「悪い知らせ」を意味します。
また戦争中や災害の後などに、親族に「凶報」を伝えるという時は、死亡を知らせる便りという意味になります。
「悲報」【ひほう】
「悲報」も「凶報」と同じように、悪い知らせという意味がある言葉です。
悪い知らせの中でも「悲しい知らせ」を「悲報」と言います。
戦争に負けた、企業が倒産したなど、聞いた人が絶望するような知らせです。
一方で、「悲報」という言葉を大げさに使って、自虐的に楽しむケースもあります。
ネット上で良く使われる表現で、例えば大好きなアイドルの恋愛が発覚した時などに「悲報、○○ちゃんに熱愛発覚!」などと伝えます。
熱愛発覚自体は悲しい知らせではないのですが、ファンからすれば「悲報」に違いないでしょう。
「訃報」【ふほう】
死亡の知らせの事を「訃報」と言います。
誰かが亡くなる事は、広い意味では悲しいだけではないはずですが、「吉報」とはかけ離れた言葉です。
「吉報」が届いたら、誰でも嬉しい気持ちになります。
「吉報」にはそんな「良い知らせ」「めでたい知らせ」という意味があります。
誰の人生にも、「吉報」が数多くもたらされると、素敵だと思います。
また努力を続けていれば、どのような人にもきっと「吉報」が届くのではないでしょうか。