「巻き込む」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「巻き込む」という言葉は非常に多くの場面で適応し、多用されている言葉です。
しかし時には誤った使い方をしている場合もあります。
また良い意味・悪い意味でも用いられる事もあり、正しい意味や使い方はどのようになるのか、紹介していきます。
目次
- 「巻き込む」とは?
- 「巻き込む」の表現の使い方
- 「巻き込む」を使った例文と意味を解釈
- 「巻き込む」の類語や類義語
「巻き込む」とは?
「巻き込む」という言葉は対象の周囲・関係する範囲にあるものを引き込んでしまうということを意味します。
その対象は様々であり、人・天候・事故などその時々の場面に応じて変化します。
また「巻き込む」は実際に引き込む場合もありますが、その様子を表現する形容動詞としての役割もあります。
- 「巻き込む」の読み方
「巻き込む」の読み方
「巻き込む」とは「まきこむ」と読み、訓読みでの読み方とされています。
「巻き込む」の表現の使い方
「巻き込む」という言葉は実際に起こっていることに対してその状態・様子を表現するように用いられます。
騒ぎ・イベントなどであれば多くの人が集まり渦巻いている様子として用いられます。
また台風のように実際の現象として風を引き込んでいることから「巻き込む」となります。
共通していることとして対象の周囲にあるものを取り込んでいる状態となります。
そのため条件として明確に対象となるものがわかっており、その周囲に何か関連するものがあることとなります。
「巻き込む」を使った例文と意味を解釈
「巻き込む」という言葉は日常的に用いられますが、正しい使い方はどのようになるか例とその解釈を紹介していきます。
- 「巻き込む」を使った例文1
- 「巻き込む」を使った例文2
「巻き込む」を使った例文1
「今回この案件について、君を巻き込むことになってしまって申し訳ない」
この場合、対象となるものは案件であり、「君」とされる人物はあまり関係の場所に言いました。
しかし結果として関係する位置付けになって案件に関係する位置づけになってしまったことを「巻き込む」と表現して謝罪しています。
「巻き込む」を使った例文2
「台風は何もかを壊していくよね。人の不幸も巻き込むように進んでいくから嫌だな」
ここでは台風に対して用いられています。
台風が通った後は多くの物を破壊していきます。
それに加えて台風の影響で不幸になる人も多くおり、その不幸を取り巻いて進んでいくようで嫌いだということを「巻き込む」と表現しています。
「巻き込む」の類語や類義語
「巻き込む」という言葉は日常的に用いられますが、時には類語・類義語を用いて表現する場合もあります。
いったいどのような言葉があるか、例を紹介していきます。
- 「絡む」【からむ】
- 「巻き添え」【まきぞえ】
「絡む」【からむ】
「絡む」とは巻き付いたりまといつくことを意味し、多くは糸やひもなど細いものですが、最近では人に対してもまとわりつくような様子にも適応します。
しかし「絡む」の受け手にとってはまとわりつかれる・巻き付かれるとなることから「巻き込む」の類語とされています。
「巻き添え」【まきぞえ】
「巻き添え」とは自分に関係のない事柄であってもかかわりを持ってしまうことを意味します。
多くは事故や噂の被害などであり、無関係の場所から引き込まれてしまう意味合いとなるため、類語となります。
「巻き込む」という言葉は様々な場面で適応します。
しかし場面の多さからも正しく理解して使うことが求められ、時には類語・類義語で表現できるようにしておく必要があります。