「巻き添え」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスや日常会話で「巻き添え」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「巻き添え」の意味
- 「巻き添え」の表現の使い方
- 「巻き添え」を使った例文と意味を解釈
- 「巻き添え」の類語や類義語
「巻き添え」の意味
「巻き添え」の意味は以下の2つです。
1つ目は、「他人が起こしたことが自分に及んでしまい、損害を受けること」というい意味です。
他人が起こした事故や事件で、自分は全く関係ないのにもかかわらず、たまたまその場にいたり、人間関係がつながっていたりして、被害が及んでしまうことを言います。
2つ目は「質入れをする時に、査定金額を高くして貰う為に、他に品物を付け足すこと」という意味で、ゲン座ではほとんど使われていません。
- 「巻き添え」の読み方
- 「巻き添え」を分解して解釈
「巻き添え」の読み方
「巻き添え」の読み方は、「まきぞえ」になります。
特に難しい漢字ではないので読み書きできる様にしておきましょう。
「巻き添え」を分解して解釈
「巻き添え」は「巻き+添え」で成り立っています。
「巻き」は動詞「巻く」の連用形で「ものの回りにしっかりと絡みつけること」「渦巻き状にすること」「周囲を取り囲むこと」という意味です。
「添え」は動詞「添える」の名詞形で「主となるものに付け加えること」「人を補佐すること」という意味です。
これらの言葉が組み合わさり「主となるものに絡みつかれて加わること」という意味で使われる様になりました。
「巻き添え」の表現の使い方
「巻き添え」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 関係ないのに被害を受ける時に使う
文法的な使い方
「巻き添え」は名詞であり、口語として使う時には基本的に「巻き添えを食らう・食らった」となります。
ニュースなどでは「巻き添えになる・なった」となります。
関係ないのに被害を受ける時に使う
「巻き添え」は、基本的に自分は関係ない、自分は悪くないのに、メインとなる事件や事故に関与してしまう時に使われます。
事件をおこした本人と全く面識がない場合もあります。
「巻き添え」を使った例文と意味を解釈
「巻き添え」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「巻き添え」を使った例文1
- 「巻き添え」を使った例文2
「巻き添え」を使った例文1
「高速道路で玉突き事故に遭い、巻き添えを食らった」
高速道路で後ろの車が玉突き事故を起こし、自分の車も追突されてしまったことを表しています。
「巻き添え」を使った例文2
「人間関係でのトラブルで巻き添えを食らってしまった」
トラブルを起こした当事者とたまたま知り合いだったというだけで、周囲の人から仲間だと思われてしまったことを表しています。
「巻き添え」の類語や類義語
「巻き添え」の類語や類義語を紹介します。
- 「とばっちり」【とばっちり】
- 「煽りを食らう」【あおりをくらう】
「とばっちり」【とばっちり】
「他人の引き起こしたことにより、迷惑や損害をこうむること」という意味です。
「煽りを食らう」【あおりをくらう】
「強風をまともに受けて吹き飛ばされること」「周囲の変化に影響を受けて思わぬ災難に見舞われること」という意味です。
「巻き添え」は、主に「他人が起こしたことが自分に及んでしまい、損害を受けること」という意味出使われます。
全く身に覚えがないことに巻き込まれた時に使いましょう。