「怨恨」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
皆さんは「怨恨」という言葉を聞いたなら、かなり重たい気持ちになるかもしれません。
この言葉は人の気持ちを表すものですが、決していい意味で使われているわけではありません。
とてもドロドロしたイメージを覚えてしまいそうな語句です。
今回は、この「怨恨」という言葉について考えて逝くことにします。
目次
- 「怨恨」とは?
- 「怨恨」の表現の使い方
- 「怨恨」を使った例文と意味を解釈
- 「怨恨」の類語や類義語
「怨恨」とは?
「怨恨」とは「恨む(うらむ)こと」、あるいは、「深い恨み」のことを意味しています。
- 「怨恨」の読み方
「怨恨」の読み方
「怨恨」は「えんこん」という読み方をしますが、漢字が少し難しいものなので、ここで間違いなく読めるように、正しく理解しておくようにしましょう。
「怨恨」の表現の使い方
「怨恨」とは、「根深い恨み」と意味になりますが、他人から意地悪をされたり、罵られたり、ひどい仕打ちを受けたことで、その人深く恨む時に使われることになります。
「怨恨」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「怨恨」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「怨恨」を使った例文1
- 「怨恨」を使った例文2
「怨恨」を使った例文1
「彼は誰に対しても怨恨を抱くことなく、公平に接することができる懐の深い人物だ」
普通、他人から嫌味を言われたり、無視されることや、罵倒されると、強い恨みを抱くことになります。
すなわち「怨恨」ですが、この例文に出てくる「彼」のようにどんなことをされても、言われても、平然としていることは並大抵のことではできません。
かなり精神力の強い人なのだと思います。
「怨恨」を使った例文2
「国民の怨恨は時の政府を覆して、大きな流れを作ったのだ」
国民が政府に「怨恨」の念を持っているのなら、その国はかなり厳しい環境になってもあると思って間違いないでしょう。
その「怨恨」は次第に大きくなっていき大規模なデモやクーデターに繋がり、政府が倒されることになる危険性があります。
「怨恨」の類語や類義語
「怨恨」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「遺恨」【いこん】
- 「怨嗟」【えんさ】
「遺恨」【いこん】
「遺恨」も「怨恨」と似た意味を持つ類義語です。
「報復を正当化するほど強い憤り」という意味がありますが、「遺恨」の対象となる人は日頃からかなり悪い言動で周りの人達から反感を買っていそうです。
「怨嗟」【えんさ】
「怨嗟」という言葉も「怨恨」の類義語として使うことができます。
「恨めしいと感じる」、または「憤然たる思いをする」という意味で使われています。
「怨恨」という言葉の意味や使い方を紹介してきましたが、この言葉のことを理解できると、日頃の自分の振る舞いや他人の視線がかなり気になるかもしれません。
特に現代社会は、人の精神状態が大きく変わりやすい環境にあるので、人間関係も複雑化しています。
そのようなことから、人との接し方や関わり方に注意しなくてはならないでしょう。
そうするとことで「怨恨」を避けることができると思います。