「言い値で売る」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「言い値で売る」は、何かを売りたいと思った人が使うことのある表現です。
目次
- 「言い値で売る」とは?
- 「言い値で売る」の表現の使い方
- 「言い値で売る」を使った例文と意味を解釈
- 「言い値で売る」の類語や類義語
「言い値で売る」とは?
「言い値で売る」とは、購入する側が付けた値段でそのまま売るという意味で使う言葉です。
普通の商売ではまずありえない販売方法ですが、目玉として何か一点だけそのようなことにしたり、売れないよりはマシといった考えからそのような売り方をすることがあります。
買い手側が値段を付けるとは言っても「オークション」とは違い、最初に付けた値段でそのまま売ることになります。
- 「言い値で売る」の読み方
「言い値で売る」の読み方
「言い値で売る」は、「いいねでうる」と読んでください。
「言い値」は、買う方が付ける値段という意味の言葉で、それで売るという言葉です。
しかし、いくら付けた値段でそのまま売るとは言っても、ほとんどの場合で「常識の範囲内」の値段での売買になると考えてください。
例えば、型落ちになった未使用のテレビがこの言い値でいいと言われた場合、最低でも1万円くらいの値段は付けるものです。
100円や200円などという常識を逸した「言い値」はまず付けません。
「言い値で売る」の表現の使い方
上のように、いざ「言い値で売る」と言われても、そこまで安い値段を付ける訳にもいかない為、買い手側も難しいものです。
多くの場合、この値段なら絶対に得だと思われるくらいの値段を付けるもので、普通に買えば1万円程度の物なら、その半額の5千円くらいが適当かも知れません。
「言い値で売る」を使った例文と意味を解釈
「言い値で売る」を使った例文と、その意味の解釈です。
少し形を変えて、購入する方から用いることもあります。
- 「言い値で売る」を使った例文1
- 「言い値で売る」を使った例文2
「言い値で売る」を使った例文1
「もう最後の1つだから、言い値で売るよ」
行き付けのお店などで結構な常連になっていると、商品のジャンルによってはこのように持ちかけられることもあるものです。
言い値とは言っても、もちろん常識的な範囲の値段を付けないと、今後のそのお店との付き合いに影響が出てしまうかも知れないので注意してください。
「言い値で売る」を使った例文2
「閉店セールも最終日だし、最後にこれを言い値で売ってくれない?」
もう閉店してしまうお店の最後の営業日だけに、場合によってはこういった交渉ができるかも知れません。
ですが、そのお店に以前から来ていたなど、ある程度親しくなっていないと難しいことが多いでしょう。
「言い値で売る」の類語や類義語
「言い値で売る」と似た意味で使える言葉です。
実質的な意味は似ていますが、この言葉では値段を付けるのは販売する側です。
- 「捨て値で売る」【すてねでうる】
「捨て値で売る」【すてねでうる】
「捨て値」とは、利益を度外視したかなり安い値段のことです。
販売する側が付けるもので、文字通り「捨てるよりはマシ」な値段なので、通常は1万円の物が1000円などということも少なくありません。
店じまいするので、いくらでもいいから早く売ってしまいたいと思ったような時に、この「捨て値で売る」ことがあります。
この「言い値で売る」と言われた場合、いくらでもいいと言われているのと同じですが、値段を付ける(購入する)側も難しいものです。