「極論」とは?意味や使い方!例文や解釈
「極論」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「極論」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「極論」とは?
- 「極論」の表現の使い方
- 「極論」を使った言葉と意味を解釈
- 「極論」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「極論」の反対語
- 「極論」の類語や類義語・言い換え
- 「極論」の英語と解釈
「極論」とは?
「極論」とは、極端な議論のことを言います。
またそのような議論をすることであったり、突き詰めたところまで議論することです。
- 「極論」の読み方
「極論」の読み方
「極論」と書いて「きょくろん」と読みます。
「極論」の表現の使い方
「極論」とは極端な話、議論のことを言います。
使い方は話し合いをしている時にわかりやすく突き詰めて言うならばという意味で「極論すれば〇〇である」という風に使うことがあります。
もしくは、あまりにも極端な意見を言われた時に「それは極論過ぎる」という風に使ったりもできます。
「極論」を使った言葉と意味を解釈
「極論」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「極論を言えば・・・」
- 「こんなことを言えば極論かもしれないが」
- 「それは極論である」
「極論を言えば・・・」
「極論を言えば〇〇である」「極論を言えば〇〇じゃないか」というように使われるのですが、これは極端に言うと〇〇、言ってしまえば〇〇でもいいじゃないかという意味になります。
「極論を言えば、価値は全くないじゃないか」「極論を言えば(仕事をしなくても)その場にいさえすれば給料がもらえる」などと使います。
「こんなことを言えば極論かもしれないが」
議論をする時などに「こんなことを言えば極論かもしれないが」と一言断りを入れてずばりと核心をつく内容を言ったりします。
そのまま言えば角がたつことも「極論かもしれないが」と前置きすることで和らげる働きもあるのです。
いくら議論と言えども言いたい放題言えば言い争いになってしまいますので、この言葉を入れるようにします。
「こんなことを言えば極論かもしれないが、いるだけじゃないか(=仕事をしていない)」「こんなことを言えば極論かもしれないが、お金を捨てているようなものだ」という風に使います。
「それは極論である」
誰かが言ったことに対して「それは極論だよ」「極論過ぎるよ」という言い方をします。
「それは極論である」とは相手が言った言葉が極端過ぎるという意味なのです。
「一円の価値もないとは、それは極論である」「嫌いになったから離婚する、それは極論であるし、それほど簡単にできるものではない」などと使います。
「極論」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「極論」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「極論」を使った例文1
- 「極論」を使った例文2
「極論」を使った例文1
「極論かもしれないが、このままでは財産どころか借金まみれだよ」
「極論」とは極端に言うことという意味になります。
例文を訳せば「極端に言うけれど」となります。
「極論」を使った例文2
「極論すれば、元気で生きているならばそれでいいじゃないか」
「極論」とは突き詰めたらという意味合いもあります。
例文を訳すならば、突き詰めたら、元気で生きているならそれでいいじゃないかとなるわけです。
「極論」の反対語
「極論」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「一般的」【いっぱんてき】
- 「常識的」【じょうしきてき】
「一般的」【いっぱんてき】
「一般的」とは広く全体を取り上げること、行き渡っていることを言います。
「一般的な傾向としては黒色を多く使っているが・・・」「一般的に言うと、君は少々空気が読めないところがあるんだな」という風に使います。
「常識的」【じょうしきてき】
「常識的」とはありふれている、平凡である、社会的な通念に合っていることを言います。
「常識的に考えてそれはないだろう」「常識的であればこんなことにはならない」「彼は常識的な人だから心配はない」という風に使います。
「極論」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「極論」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「極端な話」【きょくたんなはなし】
- 「極言」【きょくげん】
- 「ドラスティック」【どらすてぃっく】
- 「強烈」【きょうれつ】
- 「過激」【かげき】
「極端な話」【きょくたんなはなし】
「極論」という言葉を簡単に言い換えるならば「極端な話」となります。
「極端な話、この仕事は誰がしても同じ仕上がりになると思うの」「極端な話だけど、このままだとかなりまずいわよ」などと使います。
「極言」【きょくげん】
「極言」とは極端に言うこと、またその言葉のことを言います。
「極言すれば、この絵には価値などない」「そんな極言、誰が賛成するんだ」などと使います。
「ドラスティック」【どらすてぃっく】
「ドラスティック」とは徹底的で、激烈であることを言います。
「ドラスティックな変化に、みんなついていけない」「ドラスティックな展開で、なかなか惹きつけるね」などと使います。
「強烈」【きょうれつ】
「強烈」とは力が作用が強くて、激しいことを言います。
「強烈な印象を残して去って行った」「この暴露小説は、強烈な内容だ」という風に使います。
「過激」【かげき】
「過激」とは度を越して激しいこと、思想が極端であることを言います。
「過激なことを言うな」「過激な内容」「過激なスポーツなのでケガをしないか心配である」などと使います。
「極論」の英語と解釈
「極論」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“an extreme argument”と言います。
いかがでしたでしょうか。
「極論」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。