「いじいじ」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話で「いじいじ」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、語源や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「いじいじ」とは?
- 「いじいじ」の表現の使い方
- 「いじいじ」を使った例文と意味を解釈
- 「いじいじ」の類語や類義語
「いじいじ」とは?
「いじいじ」の概要について紹介します。
- 「態度があいまいではっきりしない様子」の意味
- 「消極的で引っ込み思案な様子」の意味
- 「いじいじ」の語源
- 「いじいじ」と「うじうじ」の違いとは
「態度があいまいではっきりしない様子」の意味
ものごとを決めなければならない時に、自分の考えや結論をはっきりと言わず、何をどうしたいのか周囲に伝えら得ない性格のことです。
集団の中にいて、自分から積極的に意見を発信できずに、何となく不満を抱えながらも人に従ってしまう人のことを言います。
「消極的で引っ込み思案な様子」の意味
劣等感があったり、自分に自信がないなどで、常にものごとに対して消極的な様子のことです。
やりたいことがあっても、もし失敗したらと思って手を挙げずにチャンスを逃してしまう人のことを言います。
「いじいじ」の語源
「いじいじ」の語源は「いじける」からきていると言われています。
自分の劣っている部分を意識し過ぎてしまい、素直ではっきりとした態度を取れずに隅に縮こまっている様子を「いじける」→「いじいじ」と表現した「擬態語」です。
「いじいじ」と「うじうじ」の違いとは
「いじいじ」と似た言葉に「うじうじ」があります。
どちらも態度や様子を表した擬態語ですが、微妙にニュアンスが違います。
「いじいじ」は「いじけている心理状態」を表した言葉です。
「うじうじ」は、「小さい虫が這いまわる様子」という意味から、「這いまわる虫の様にケチで器が小さい」→「決断が付かずに迷う様子」という意味で使われています。
基本的に心理状態を表すのが「いじいじ」で、態度を表すのが「うじうじ」ですが、「いじいじ」は可愛らしくても「うじうじ」は「面倒くさい」というネガティブなイメージが強くなります。
「いじいじ」の表現の使い方
「いじいじ」の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 良くない印象で使われる
文法的な使い方
「いじいじ」は「いじいじする」として使われます。
動詞として文末に使われる他に、「いじいじした態度」「いじいじした性格」などと名詞を伴って使われることもあります。
良くない印象で使われる
「いじいじ」は男女共にネガティブなイメージで使われます。
ビジネスにおいては「決断力がない=仕事ができない」という意味になります。
「いじいじ」を使った例文と意味を解釈
「いじいじ」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「いじいじ」を使った例文1
- 「いじいじ」を使った例文2
「いじいじ」を使った例文1
「彼はいじいじして自分の意見を言わないのでイラッとする」
何か訊ねても中々自分の意見を言わない人に対して苛立っていることを表しています。
「いじいじ」を使った例文2
「外資系でいじいじした性格は通用しないよ」
外資系は自分の意見をはっきりと言った者勝ちの職場ですので、消極的な人はついていけないことを表しています。
「いじいじ」の類語や類義語
「いじいじ」の類語を紹介します。
- 「優柔不断」【ゆうじゅうふだん】
- 「二の足を踏む」【にのあしをふむ】
「優柔不断」【ゆうじゅうふだん】
「ものごとの決断が中々できない性格のこと」という意味です。
「二の足を踏む」【にのあしをふむ】
「思い切ってものごとを進められないこと」という意味です。
「いじいじ」は「態度があいまいではっきりしない様子」「消極的で引っ込み思案な様子」という意味です。
いつも煮え切らない人に対して使ってみましょう。