「優柔不断」とは?意味や類語!例文と解釈
ビジネスや日常会話で「優柔不断」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文などもあわせて紹介します。
目次
- 「優柔不断」とは?
- 「優柔不断」の対義語
- 「優柔不断」の表現の使い方
- 「優柔不断」を使った例文と意味を解釈
- 「優柔不断」の類語や類義語
「優柔不断」とは?
「優柔不断」の概要について紹介します。
- 「優柔不断」の読み方
- 「優柔不断」の意味
- 「優柔不断」を分解して解釈
- 「優柔不断」と「慎重」の違い
「優柔不断」の読み方
「優柔不断」は「ゆうじゅうふだん」と読みます。
読み方はそれほど難しくないのですが、書き間違わない様にしましょう。
「優柔不断」の意味
「優柔不断」の意味は「気が弱くて決断力に乏しいこと」です。
何かものごとを決めなくてはいけない場面で、複数の選択肢があると迷ってしまい、結論を出すのに時間がかかてしまうことを言います。
また、選択肢が一つしかなくても、そもそもそれをするべきかどうかという点で迷ってしまうこともあります。
ものごとを判断する時に「失敗したらどうしよう」「これをしたらどの様な影響が出るのか」など、次々に考えてしまう性格を表す言葉です。
「優柔不断」を分解して解釈
「優柔不断」は「優柔」と「不断」に分けられます。
「優柔」は「ぐずぐずしてはっきりしないこと」「ものごしがやわらかなこと」という意味があります。
「不断」は「絶え間なく続くこと」「決断力に乏しいこと」という意味があり「優柔不断」は後の意味が使われています。
「優柔」だけでも「はっきりしない」という意味になるのですが、「不断」が付くことで更に「弱気な面」が強調されている言葉です。
「優柔不断」と「慎重」の違い
「優柔不断」と似た意味の言葉に「慎重」があります。
「優柔不断」は「決断するのが遅いこと」というネガティブな意味です。
「慎重」は「しっかり考えて分別ある行動をすること」というポジティブな意味です。
面接などでは「慎重」と言った方が良いイメージになるのです。
「優柔不断」の対義語
「優柔不断」の対義語を紹介します。
2-1「即決即断」【そっけつそくだん】
「その場ですぐに決めること」という意味です。
「電光石火」【でんこうせっか】
「動作や行動が非常に速いこと」という意味で、「稲妻や火打石の火花の様に一瞬のことのたとえ」として使われています。
「優柔不断」の表現の使い方
「優柔不断」の使い方を紹介します。
- 「優柔不断な〇〇」として使う
- 良い意味ではない
「優柔不断な〇〇」として使う
「優柔不断」は名詞ですが、「優柔不断な」「優柔不断だ」と形容動詞として使われることもあります。
「優柔不断な性格」「優柔不断な人」「あの人は優柔不断だ」などがあります。
良い意味ではない
「優柔不断」は「弱気で決断力が乏しい」という意味ですので、良い意味では使われません。
特にビジネスではリーダーシップがないというイメージになりますので、人に対して使う時には注意しましょう。
「優柔不断」を使った例文と意味を解釈
「優柔不断」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「優柔不断」を使った例文1
- 「優柔不断」を使った例文2
「優柔不断」を使った例文1
「課長が優柔不断な性格のお蔭で会議が進まなかった」
会議の場で課長が迷ってしまい中々結論を出せなかった為に、いつまでも長引いてしまったことを表しています。
「優柔不断」を使った例文2
「優柔不断な態度を取っているうちに大きなチャンスを逃してしまった」
ビジネスチャンスが来た時に、やりたいのかやりたくないのかぐずぐずと迷っているうちに、他の人に取られてしまったことを表しています。
「優柔不断」の類語や類義語
「優柔不断」の類語を紹介します。
- 「消極的」【しょうきょくてき】
- 「煮え切らない」【にえきらない】
「消極的」【しょうきょくてき】
「自分から進んで行動しないこと」「ものごとに対して否定的であること」という意味です。
「煮え切らない」【にえきらない】
「態度がはっきりせずに、ぐずぐずしている様子」を表します。
「優柔不断」は「気が弱くて決断力に乏しいこと」という意味です。
なかなかものごとを決められない時に使ってみましょう。