「皮切り」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスで「皮切り」という言葉が使われますが、一体どの様な意味なのでしょうか。
語源や例文なども併せて詳しく紹介します。
目次
- 「皮切り」とは?
- 「皮切り」の表現の使い方
- 「皮切り」を使った例文と意味を解釈
- 「皮切り」の類語や類義語
「皮切り」とは?
「皮切り」の概要について紹介します。
- 「皮切り」の読み方
- 「スタートすること」の意味
- 「きっかけとして」の意味
- 「皮切り」の語源
「皮切り」の読み方
「皮切り」は「かわきり」と読みます。
「切る」という漢字は縁起が悪い為に「皮きり」と平仮名表記をすることもあります。
「スタートすること」の意味
ビジネスで、新しい事業をスタートさせることを言います。
組織や団体が何か大きな計画や重要な戦略を始めることを表します。
そのものごとは会社の将来に大きく影響することだと思って良いでしょう。
「きっかけとして」の意味
ものごとを始めるきっかけになることを言います。
何らかのきっかけからそのものごとに発展したり、そのきっかけがあることで結果が出たことを表す言葉です。
「皮切り」の語源
「皮切り」とはお灸のことで、最初にすえるお灸を意味します。
お灸とは、もぐさを小さくまとめて身体のツボに置き、火を付けて熱を加えることでツボを刺激して身体の不調を治療する方法です。
お灸は慣れてくると気持ち良いのですが、最初のお灸は皮膚が切られる様な痛みを感じることから「皮切り」と呼ばれる様になりました。
ここから転じて「最初に行うこと」を「皮切り」と言う様になったのです。
「皮切り」の表現の使い方
「皮切り」の使い方を紹介します。
- ビジネスで最も良く使われる
- プレゼンやスピーチで使う
ビジネスで最も良く使われる
「皮切り」はビジネスニュースに良く使われます。
新しい事業を展開した時や、子会社を設立した時、新製品を発表した時などに使われます。
「〇〇を皮切りに」と言う場合には、それを元にして更にビジネスを展開していく様子を表します。
プレゼンやスピーチで使う
「皮切り」はプレゼンやスピーチなどで使われる言葉です。
勢いがあるイメージですので、日常会話で使うと少し大袈裟な表現に聞こえてしまいます。
相手にどの様なイメージを与えるかを考えて上手に使い分ける様にしましょう。
「皮切り」を使った例文と意味を解釈
「皮切り」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「皮切り」を使った例文1
- 「皮切り」を使った例文2
「皮切り」を使った例文1
「大阪を皮切りに全国10か所で公演を行う予定です」
アーティストの公演日程についての説明で、大掛かりなツアーが決定したことを表しています。
「皮切り」を使った例文2
「この商品を皮切りにネットでの全国販売を始めた」
小売りの商売をしていた会社が、ある商品をきっかけにネット販売を始めたことを表しています。
「皮切り」の類語や類義語
「皮切り」の類語を紹介します。
- 「幕開け」【まくあけ】
- 「第一歩」【だいいっぽ】
「幕開け」【まくあけ】
「演劇で演技が始まること」「ものごとの始まる時」という意味です。
「第一歩」【だいいっぽ】
「ものごとの始まり」「第一段階」という意味です。
「皮切り」は「スタートすること」「きっかけとして」という意味があります。
ビジネスでスムーズに使える様にしましょう。