「正式」とは?意味や使い方!例文や解釈
「正式」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「正式」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「正式」とは?
- 「正式」の表現の使い方
- 「正式」を使った言葉と意味を解釈
- 「正式」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「正式」の反対語
- 「正式」の類語や類義語・言い換え
- 「正式」の英語と解釈
「正式」とは?
「正式」とは決められた通りのこと、公に認められた通りのやり方という意味になります。
- 「正式」の読み方
「正式」の読み方
「正式」と書いて「せいしき」と読みます。
「正式」の表現の使い方
「正式」とは、決められた通りのこと、公に認められた通りの方法といった意味がある言葉です。
簡単に言えば「正しい」という意味合いになります。
「正式な服装で行かなくてはならない」「正式な訪問となっている」「正式な文書を交わした」などと使います。
「正式」を使った言葉と意味を解釈
「正式」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「正式な服装」
- 「正式裁判」
- 「正式に決まった」
「正式な服装」
「正式な服装」とは、公に認められている、決められている通りの服装という意味になります。
例えば、結婚式や葬式というのはその場にふさわしい決められた通りの服装というものがあります。
それが「正式な服装」という意味です。
「お通夜の正式な服装はこれでいいのだろうか」「結婚式なので正式な服装でないと失礼にあたる」などと使います。
「正式裁判」
「正式裁判」とは略式命令、もしくは交通事件即決裁判手続法による裁判を受けた者や、検察官が不服を申し立てた際に、通常の公判手続きをして行われる裁判のことを言います。
「正式に決まった」
「正式に決まった」という言い回しは、わりとよく使ったり聞いたりするのではないでしょうか。
意味としては公に認められる、はっきり決定した、本当のことであるといった時に使います。
それまでは決まっているけれど、決定的ではなかったという場合に対しての言葉でもあります。
「秋に結婚することが正式に決まった」「社長が辞めることが正式に決まった」などと使います。
「正式」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「正式」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「正式」を使った例文1
- 「正式」を使った例文2
「正式」を使った例文1
「正式名称を教えてください」
物、人、地名など世間一般に通用している名前は「通り名」と言いますが、それに対して、本当の名前という意味で「正式名称」と使うのです。
「通り名」の方が有名で「正式名称」はあまり知られていないという現象は時にあります。
「正式」を使った例文2
「正式に決まったことなので、今更変えることはできませんよ」
「正式に決まったこと」とは、公に認められた、発表した、本決まりになっていることを言います。
大体の場合は本決まりになったことは変更はできない、できにくいことが多いでしょう。
「正式」の反対語
「正式」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「略式」【りゃくしき】
- 「簡略」【かんりゃく】
「略式」【りゃくしき】
「略式」とは「正式」な手続き、順番といったものを省いていること、そのような方法のことを言います。
「正式」の反対語と言えば「略式」なのです。
「身内しか来ないし、略式の服装でも構わないわよ」「略式手続」「略式起訴」という使い方をします。
「簡略」【かんりゃく】
「簡略」とは煩わしいことを省略して、簡単で手短にすることを言います。
「派手なことは嫌いだから、簡略な式で済ませるつもり」「簡略な説明で終わった」などと使います。
「正式」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「正式」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「本格的」【ほんかくてき】
- 「本式」【ほんしき】
- 「オフィシャル」【おふぃしゃる】
- 「プロパー」【ぷろぱー】
「本格的」【ほんかくてき】
「本格的」とは「正式」にすること、本来の格式を備えていることを言います。
またその後に続く言葉の、その通りになることを言います。
「本格的に夏だね」と言えば例えばまだ初夏であったとしてもすっかり夏のようであるという意味なのです。
他には「本格的に学ぶ」「本格的に始める」といったように使います。
「本式」【ほんしき】
「本式」とは省略しないちゃんとしたやり方のことで「正式」と同じ意味となります。
また遊び半分などではない、本格的であるという意味もあります。
「本式に始めるわけじゃないので新しい道具は買わない」「本式の作法で今日はレッスン致しましょう」という風に使います。
「オフィシャル」【おふぃしゃる】
「オフィシャル」とは公に認められていることを言います。
公式的、公認といった意味になります。
「これはオフィシャルな記録なの」「オフィシャルファンクラブ」「オフィシャルじゃないグッズなら買わないよ」という風に使います。
「プロパー」【ぷろぱー】
「プロパー」とは本来であること、固有であること、またその分野において専門に関わっていること、人のことでもあります。
「プロパーで買うなんて損だよ」「営業プロパーの人じゃないとちょっとわからない」などと使います。
「正式」の英語と解釈
「正式」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“formal”、“regular”、“proper”という単語を使います。
例文は“a formal decision”(正式な決定)、“the proper way to use knife and fork”(ナイフとフォークの正式な使い方)となります。
いかがでしたでしょうか。
「正式」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
「正式」とは決められた通りのこと、公に認められているやり方といった意味になります。
また本式という言葉も同じ意味であると併せて覚えておきましょう。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。