「本格的」の意味とは！対義語や使った言葉を解説

「本格的」の意味

「本格的」とは、省略などせずにしっかりとしたやり方になること、またすっかりそのようになったという意味もあります。

• 「本格的」の読み方

「本格的」の読み方

「本格的」は「ほんかくてき」と読みます。

「本格的」の表現の使い方

「本格的」の表現の使い方を紹介します。

「本格的」とは物事などを省略することなく、ちゃんとした方法で行うこと、遊び半分ではないという時に使う言葉です。

また後に続く言葉がすっかり「そのようになる」という時にも使います。

例えば「軽食と聞いたが、本格的なフランス料理が出てきてびっくりした」などと言いますのは、ちょっとした洋風の料理が出るのかと思ったら、ちゃんとした本式のフランス料理が出てきたという意味になります。

「本格的にマラソンに取り組む」は遊び半分ではなくちゃんと真剣に向き合う、本気でするということを言い表しています。

「本格的」とつくことで、決して軽いものではない、真剣である、本気度が高いといった印象が強まりますので便利な言葉です。

「本格的」の対義語

「本格的」の対義語としては「略式的」「趣味的」といった言い方が当てはまるでしょう。

「略式的」とは本式ではない、手軽にしたやり方という意味です。

「趣味的」とはそれを専門とするのではなく、楽しみに行うといった意味になります。

また少々悪い意味合いでの対義語と言えば「遊び半分」という言葉も当てはまります。

「本格的に練習する」に対して「遊び半分に練習する」という言い方になります。

「本格的」を使った言葉と意味を解釈

それでは「本格的」を使った言葉とその意味を見ていきましょう。

• 「本格的に始動」
• 「本格的に寒くなる」

「本格的に始動」

「本格的に始動」とは何かを始めることがついに本当に始まったという時に使う言い方です。

何かを始める準備はしているが特に動きはないといった状態から、ちゃんと動き始めたという時などにこの表現が当てはまります。

「長いこと、活動していなかったが、この春から本格的に始動するらしい」「まだ計画段階ですので、本格的に始動する時はまたちゃんとお伝えします」という風に使います。

「本格的に寒くなる」

「本格的に寒くなる」とは、これまでも寒かったのですが、もっと寒くなる、本当に冬のように寒くなるといった時に使います。

「来週から本格的に寒くなると天気予報で言っていた」「本格的に寒くなる前に、ヒーターを購入したいと思っている」などと使います。

「本格的」の類語と解釈

「本格的」の類語と解釈を見ていきましょう。

• 「本場」【ほんば】
• 「本式」【ほんしき】

「本場」【ほんば】

「本場」とはある物事が盛んに、本当のやり方で行われている場所、また主な産地という意味で使います。

「さすがに本場仕込みだけはある」「せっかくならば、本場で学びたい」という風に使います。

「本式」【ほんしき】

「本式」とは省略などしていない、きちんとした方法、様子を言います。

「本式な作法を身に着けておかねばいざと言う時に恥をかく」「本式にするつもりは今のところはありません」などと使います。