「本場」とは!意味や使い方!類語や例文も解釈
この「本場」という言葉が使われたとしても、本当にそうだとは限らないので注意が必要になります。
目次
- 「本場」の意味とは?
- 「本場」の表現の使い方
- 「本場」を使った例文と意味を解釈
- 「本場」の類語と解釈
「本場」の意味とは?
「本場」とは、その対象の原産地や正式な誕生場所という意味で使われる言葉で、「中国産のキウイフルーツは本場だけあってとても美味しかった」などと使われます。
ただし、使った本人としては本場だと思っている(いた)が、実は違っていたという場合も少なくないので、この言葉を使ってそうだと表現されたとしても、鵜呑みにしてしまうのは危険です。
また、株の世界では専門用語として昼休みまでの「午前の場」(前場)を指して使う言葉となっていますが、一般的ではない為、そちらとしての解釈には以下では触れません。
- 「本場」の読み方
「本場」の読み方
「本場」は、「ほんば」と読んでください。
「本当の場所」が略された言葉だと考えると分かりやすく、そのように置き換えて考えると大抵の場合で意味の解釈に困ることはないでしょう。
尚、この言葉が人名(苗字)として使われる際には「もとば」と読むことが多いので、そちらも合わせて覚えておくといいかも知れません。
「本場」の表現の使い方
「本場」の表現の使い方を紹介します。
この言葉の意味は先のように、使った人の発言の信憑性によるところが大きいと考えていいでしょう。
明らかに虚偽として使われた場合は別としても、それなりに詳しい人が(意図した訳ではなく)間違った表現に使ってしまう場合も少なくありません。
ネット上の記事などでも同様で、「本場は○○だ」のような表記を見付けたとしても、誤っているの可能性もあるので注意してください。
それとは別に、必ずしも誕生した地という訳ではなくても使える場合があります。
例えば、ジャズはアメリカのニューオリンズで誕生した音楽ジャンルですが、そこからシカゴに渡って世界中に流行した為、シカゴも「本場」と呼ばれることがあるという具合で、その対象で「とても有名(盛ん)な場所」という拡大解釈でも使える言葉となっています。
「本場」を使った例文と意味を解釈
「本場」を使った例文と、その意味の解釈になります。
意味としては特に難しい言葉でもありません。
- 「本場」を使った例文1
- 「本場」を使った例文2
「本場」を使った例文1
「本場と呼ばれる場所は、必ずしも1つだとは限らない」
先のジャズがいい例で、誕生したのニューオリンズですが、現在ではシカゴミュージックの代表的なジャンルの1つとなっています。
サッカーで言うと、スポーツとしての誕生は英国ですが、ブラジルが一番有名なのは言うまでもなく、本来の意味での「本場」は英国ながら、ブラジルに対してもそう使っても問題はありません。
「本場」を使った例文2
「本場仕込みのテクニックを見せてやる」
その対象が誕生した場所で培ったテクニックだと言っている例になります。
それがスキーだとすると、世界ではノルウェーがそうだと言われており、日本では新潟県の上越市で一番最初に行われたという記録があるようです。
また、「とても有名な場所」という解釈であれば、カナダもそれに入るでしょう。
「本場」の類語と解釈
「本場」と似た意味で使える言葉になります。
こちらで言い換えることができる場合と、できない場合があるので気を付けてください。
- 「発祥の地」【はっしょうのち】
「発祥の地」【はっしょうのち】
「本場」を本来の意味として使う場合に言い換えになる言葉です。
ここまでに挙げた例では、ジャズならニューオリンズ、サッカーなら英国がこれに該当します。
このように、実質的に「本場」より意味が狭い言葉となっています。
「本場」と使われる意味には2つあり、1つは誕生した場所、もう1つは一番有名な場所だという解釈です。
前者は類語の「発祥の地」で置き換えられると覚えておくといいでしょう。