「合意」とは?意味や使い方!例文や解釈
「合意」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「合意」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「合意」とは?
- 「合意」の表現の使い方
- 「合意」を使った言葉と意味を解釈
- 「合意」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「合意」の反対語
- 「合意」の類語や類義語・言い換え
- 「合意」の英語と解釈
「合意」とは?
「合意」とは二人以上の人間の意見が一致することを言います。
- 「合意」の読み方
「合意」の読み方
「合意」と書いて「ごうい」と読みます。
「合意」の表現の使い方
「合意」とは「二人以上の人間の意見の一致」という意味になります。
また法律的には、当事者同士の意見が一致という意味でもあります。
複数の人たちの話し合いにおいて賛成が得られる、意見が同じになることを「合意に達する」「話し合いで合意した」という風に使います。
「合意」を使った言葉と意味を解釈
「合意」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「合意できない」【ごういできない】
- 「合意書」【ごういしょ】
- 「離婚に合意する」【りこんにごういする】
「合意できない」【ごういできない】
「合意できない」とは、意見が一致しない、賛成できないということになります。
「そんな自分に都合のいい条件を出してきて、こちらは合意できないに決まっている」「合意できない以上、話し合いを続ける時間も無駄だ」「いくら話し合っても、合意できない」などと使われます。
「合意書」【ごういしょ】
「合意書」とは、合意する内容を書いたものを言います。
似た言葉に契約書があります。
契約書とは取引を始める場合、その条件を決める為に交わすものです。
一方「合意書」とは当事者間で合意した、その内容をはっきりさせておく為に作られるものと解釈するといいでしょう。
「後で聞いていなかった、知らなかったなど言わせないように合意書を作成しておいた方がいい」「合意書がないのは困りますね」などと使います。
「離婚に合意する」【りこんにごういする】
「離婚に合意する」とはお互いが離婚することを認めるということになります。
つまりどちらかが、理由をつけたり、相手に嫌がらせをする為に離婚に応じないというのは「離婚に合意しない」という状況です。
「時間はかかったが、ようやく妻が離婚に合意すると言ってきた」「夫は世間体が大事な人なので、離婚に合意するとは思えません」などと使います。
「合意」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「合意」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「合意」を使った例文1
- 「合意」を使った例文2
「合意」を使った例文1
「今更何を言うのだ、合意の上で君も一緒に仕事をしたじゃないか」
「合意」とは二人以上の人間の意見が一致することで、法律的には当事者同士の意思が一致するという意味でもあります。
つまりお互いに意見、思いが一致した上でということを「合意の上で」という風に言います。
しかし「合意の上で」あったとしても後からそうではなかったという話になることもありますので、仕事の場合は「合意書」を作っておく方が賢明です。
「合意」を使った例文2
「ひとまず合意に達したとは言え、まだまだ問題は色々ある」
「合意」とは二人以上の者の意見が一致することであり、話し合いのいては賛成、同意を得られるといった意味合いで使います。
しかしまとまった話でもそこから問題は出てくるといったことを例文は言い表しているのです。
「合意」はゴールではなく、新たなことの始まりといったところでしょう。
「合意」の反対語
「合意」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「決裂」【けつれつ】
- 「物別れ」【ものわかれ】
「決裂」【けつれつ】
「決裂」とは「意見が一致しないこと、会議、交渉など成立しない」という意味になります。
「交渉決裂だな」「交渉したが、決裂で終わった」などと言います。
「物別れ」【ものわかれ】
「物別れ」とは「双方の意見が合わない、相談がまとまらずに別れる」ことを言います。
「結局、長時間話し合ったが物別れに終わった」「物別れになるだけだから、交渉したって無駄だよ」という風に使います。
「合意」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「合意」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「一致」【いっち】
- 「同意」【どうい】
- 「納得」【なっとく】
- 「承知」【しょうち】
- 「折り合う」【おりあう】
「一致」【いっち】
「一致」とは「いくつかのものに、違いがない、ぴったり合うという意味で、食い違いがない、矛盾がない、心が一つになる」といったことでもあります。
「ようやく意見が一致したな」「一致しないまま、何年も過ぎた」などと使います。
「同意」【どうい】
「同意」とは「相手の意見・主張・価値観・提案などに対して賛成(肯定・承諾)すること」を言います。
「あなたの考えに同意します」「彼も同意すると言っている」などと使います。
「納得」【なっとく】
「納得」とは「他人の主張、言動・行動に対して理解し、もっともであると認めること」を言います。
「納得できない」「言い聞かせて納得させるしかない」などと使います。
「承知」【しょうち】
「承知」とは「聞き入れること、承諾すること」という意味でも使います。
「解約することに承知した」「承知できない」という風に使います。
ちなみに「承知しないぞ」という言葉は「許さないぞ」という意味になります。
「折り合う」【おりあう】
「折り合う」とは「交渉などで、お互いが譲り合い、話し合いがまとまる」という意味になります。
「お金のことで折り合わない」「こちらが損をすれば折り合うが、それは嫌である」などと使います。
「合意」の英語と解釈
「合意」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“agreement”(意見の一致)、“consent”(承諾)という単語を使います。
例文は“come to agreement”(合意に達する)、“by mutual agreement”(合意の上で)、“a national consensus”(国民の合意)などとなります。
いかがでしたでしょうか。
「合意」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。