「横断」とは?意味や使い方!例文や解釈
「横断」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「横断」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「横断」とは?
- 「横断」の表現の使い方
- 「横断」を使った言葉と意味を解釈
- 「横断」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「横断」の反対語
- 「横断」の類語や類義語・言い換え
- 「横断」の英語と解釈
「横断」とは?
「横断」とは横に断ち切ること、道路、川などを一方の側から、違う側へ渡ること、東西に通り抜けることを言います。
- 「横断」の読み方
「横断」の読み方
「横断」と書いて「おうだん」と読みます。
「横断」の表現の使い方
「横断」とは、横に断ち切る、横に通り抜ける、渡るという意味で使う言葉です。
物体を、底面に対して平行な面で切った時の切り口のことを「横断面」と言います。
また道路の上方に、道路を横断する形で掲げている標語などの幕のことを「横断幕」と言います。
横に通り抜ける、渡るという「横断する」という意味以外にも、このような言葉もあることを併せて覚えておくといいでしょう。
「横断」を使った言葉と意味を解釈
「横断」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「横断歩道」
- 「横断賃金」
- 「横断的」
「横断歩道」
道路標識、道路標示により、歩行者が横断する為の場所、示されている道路の部分を「横断歩道」と言います。
「横断歩道を渡る」「横断歩道じゃないところを横切ることは絶対にしないで」などと使います。
また、安全に車道を渡る為に設けられた橋のことを「横断歩道橋」と言います。
「横断歩道橋があるなら、そっちを使って」「信号が変わるのを待たなくてもいいので横断歩道橋の方が便利だね」などと使います。
「横断賃金」
「横断賃金」とは、企業が違うといったことは関係がなく、職種、スキルに応じて、一律化している賃金のことを言います。
「欧米では横断賃金が一般的である」「横断賃金であれば、特にどの企業というこだわりもないかもしれないが・・・」などと使います。
「横断的」
「横断的」とは、いくつかの分野に関わっていること、横の繋がりがあることを言います。
「横断的なテーマを選んだ」「横断的な連携」「組織横断的」などと使います。
「横断」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「横断」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「横断」を使った例文1
- 「横断」を使った例文2
「横断」を使った例文1
「川の氷が割れずに、無事に横断できるか一つの賭けであった」
一方の側から違う側、右側から左側といったように横に渡ることを「横断」と言います。
例文では川の氷が凍っているうちに川を渡るという意味で「横断」という言葉を使っています。
渡る時期を誤ると、氷が解けて川底へ落ちてしまうという大変危険なことでもありますので一つの賭けであるというわけです。
「横断」を使った例文2
「道路は横断歩道か、横断歩道橋を使って渡ってください。適当なところで渡るのは危ないから駄目ですよ」
道路を横に渡ることを「横断」と言います。
横断歩道か、横断歩道橋を使って渡るようにします。
車が少ないところを狙って、適当なところで渡る人もいますが、これはとても危険な行為ですからしてはなりません。
「横断」の反対語
「横断」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「縦断」【じゅうだん】
「縦断」【じゅうだん】
「横断」に対しての反対語とは「縦断」になります。
「縦断」とは「じゅうだん」と読みます。
意味は縦に断ち切ること、縦、南北に通り抜けることになります。
「縦断面を見てみてください」「台風が九州地方を縦断した」などと使います。
「横断」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「横断」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「渡る」【わたる】
- 「通り抜ける」【とおりぬける】
- 「横切る」【よこぎる】
- 「経過」【けいか】
- 「突っ切る」【つっきる】
「渡る」【わたる】
「渡る」とは人や動物、乗り物といったものが、川、海、道を横向きに向こう側へ移動することを言います。
間を遮るものを超えて向こう側へ行くことでもあります。
「川を泳いで渡るだって!危ないから止めてよ、そんなこと」「彼は私のことを見つけると、急いで通りを渡ってきた」「みんなで一緒に橋を渡る」という風に使います。
「通り抜ける」【とおりぬける】
「通り抜ける」とは一方から入ってきて、向こう側へ出て行くことを言います。
「トンネルを通り抜けると、目的地は見えているよ」「林の中を通り抜けると近道だけど、もう暗いから止めておこう」「すっと静かに通り抜ける」などと使います。
「横切る」【よこぎる】
「横切る」とは道などを、一方の側から、他の側へ渡ること、横向きに通り過ぎることを言います。
「急に横切るのは危ないよ」「本州を横切り、日本海へ台風は抜けて行った」「自転車が目の前を横切る」という風に使います。
「経過」【けいか】
「経過」とはある段階、過程を通り、次なる段階、過程に移ることを言います。
「歳月が経過する」「森を抜けて、海沿いの道を経過」「手術後の経過は順調です」などと使います。
「突っ切る」【つっきる】
「突っ切る」とは勢いよく、横切ること、一気に通り過ぎることを言います。
「大通りをバイクが突っ切った」「敵の陣を一気に突っ切るのだ」という風に使います。
「横断」の英語と解釈
「横断」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“crossing”、“cross”という単語を使います。
例文は“cross a road”(道路を横断する)、“a cross section”(横断面)となります。
いかがでしたでしょうか。
「横断」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
「横断」とは横に断ち切ること、一方の側から他方の側へ渡ること、横向き、東西に通り抜けることを言います。
「横断歩道」「横断賃金」といった「横断」を使った言葉の意味もこれを機会に併せて覚えておくといいでしょう。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。