「有り難い」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
普段気軽に使っている「有り難い」という言葉の本当の意味を知っているでしょうか。
由来や語源、使い方などについても紹介します。
目次
- 「有り難い」とは?
- 「有り難い」の表現の使い方
- 「有り難い」を使った例文と意味を解釈
- 「有り難い」の類語や類義語
「有り難い」とは?
「有り難い」の概要について紹介します。
- 「有り難い」の読み方
- 「人に対する感謝の気持ち」の意味
- 「自分にとって都合がいい状態になること」の意味
- 「自然に頭が下がる程尊いもの」の意味
- 「有り難い」の語源
- 「有り難い」の由来
「有り難い」の読み方
「有り難い」は「ありがたい」と読みます。
平仮名で書くことも多いのですが、由来や語源を考えると漢字で読み書きできる様にしておいた方が良いでしょう。
「人に対する感謝の気持ち」の意味
人から親切にされたり協力して貰った時に、感謝の気持ちにあふれていることを言います。
「自分にとって都合がいい状態になること」の意味
行動をしている時に丁度自分にとって都合のいい状態になり、嬉しいと思う気持ちのことです。
「自然に頭が下がる程尊いもの」の意味
「お経」や「仏像」など、自然に拝みたくなってしまう様な厳粛な気持ちのことを言います。
「有り難い」の語源
「有り難い」の語源は「ありがたき」で、「めったにない」という意味でした。
日本文学として有名な「枕の草子」には「ありがたきもの」という記述があり「この世にあるのが難しい」という意味です。
「滅多にない」「稀である」という意味から「尊いと思う気持ち→感謝」として使われる様になりました。
「有り難い」の由来
「有り難い」は仏教でお釈迦様が弟子に話した内容が由来です。
或る日お釈迦様が「人間に生まれたのは、有るのが難しい事である=人間に生まれたのは有り難いことである」と説いたことからきています。
「有り難い」の表現の使い方
「有り難い」は、実際に言葉にして相手に伝える為に使います。
感謝の言葉を述べる時には「有り難うございます」と言います。
自分にとって都合よいことが起きた場合には、独り言や回想文として「有り難い」と言います。
人に対して恐縮するには「非常に有り難いことです」と言います。
「有り難い」を使った例文と意味を解釈
「有り難い」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「有り難い」を使った例文1
- 「有り難い」を使った例文2
「有り難い」を使った例文1
「困った時に気持ち良く手伝って貰えて有り難いと思った」
仕事で困った時に、嫌な顔一つせずに手伝ってくれた人に対して、深く感謝していることを表しています。
「有り難い」を使った例文2
「相手が乗り気で話を聞いてくれるとは有り難い」
商談を持ちかけた時に、意外に相手が乗り気で興味を持って説明を聞いてくれているので、嬉しく思う気持ちを表します。
「有り難い」の類語や類義語
「有り難い」の類語を紹介します。
- 「恩に着る」【おんにきる】
- 「恐れ多い」【おそれおおい】
「恩に着る」【おんにきる】
「人から受けた恩をありがたいと思い、常に忘れないこと」という意味です。
「恐れ多い」【おそれおおい】
「相手に対して恐縮してしまい、頭が上がらないこと」「もったいない位有り難い」という意味です。
「有り難い」は「人に対する感謝の気持ち」「自分にとって都合がいい状態になること」「自然に頭が下がる程尊いもの」という3つの意味があります。
語源や由来を知っておくと話のネタになるでしょう。