「ガチョーン」とは？！解説

「ガチョーン」とは?

「ガチョーン」とは、1960年代に人気のあったコミックバンド「クレイジーキャッツ」のメンバーである「谷啓」氏のギャグネタです。

昭和の時代に非常に流行ったもので、驚いた時に使っている人が多くいますが、明確な意味はありません。

ただそのネタが終った時や、話の流れがひと段落した時に、「ガチョーン」と言うことで「全てを引き上げる」という効果がありました。

意味はないけれどもその場の雰囲気を潮が引く様にとりまとめる絶妙なギャグとして使われていたのです。

現在では死語になっていますが、シニア世代の人がつい口にするギャグのうちの一つです。

「ガチョーン」の概要

「ガチョーン」は、正式には「ガチョン」であり、言葉を発する時に「ガチョーン」と伸ばして言うことから「ガチョーン」と表記される様になりました。

アクションは「指を曲げた状態でカメラに向けて突出し、スッと顔の横まで引く」というシンプルなものです。

この動作は麻雀の牌を引く動作から生まれたとのことです。

テレビでは更にカメラを前後に揺らすことで映像効果となり、非常に新鮮なネタとして人気がありました。

尚、ネタ元の谷啓氏は2019年に78歳で亡くなっています。