「自己憐憫」とは?意味や類語!例文と解釈
「自己憐憫」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「自己憐憫」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「自己憐憫」とは?
- 「自己憐憫」の対義語
- 「自己憐憫」の表現の使い方
- 「自己憐憫」を使った例文と意味を解釈
- 「自己憐憫」の類語や類義語
「自己憐憫」とは?
「自己憐憫」とは自分のことをかわいそうだと思うことを言います。
- 「自己憐憫」の読み方
「自己憐憫」の読み方
「自己憐憫」と書いて「じこれんびん」と読みます。
「自己憐憫」の対義語
「自己憐憫」の対義語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な対義語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「自己満足」【じこまんぞく】
- 「自信満々」【じしんまんまん】
「自己満足」【じこまんぞく】
「自己満足」とは人からどう言われるかは関係なく、自分自身のこと、自分のした言動に対して、自分が満足していることを言います。
「これは私の自己満足でやっているだけよ」「君は自己満足しているが、これじゃ全然駄目だぞ」「これは母の押し付けで、母の自己満足の為に私が犠牲になりたくはない」などと使います。
「自信満々」【じしんまんまん】
「自信満々」とは自信に満ちあふれていることを言います。
「彼は自分はモテると、自信満々である」「この仕事は上手くいったと、自信満々だ」「あらあら、自信満々な人が、今日は元気がないね」などと使います。
「自己憐憫」の表現の使い方
「自己憐憫」とは自分のことを、かわいそうと思ったり、憐れむことです。
「どうせ、自分はできない」といじけるように見せかけてそれを理由に何もしなかったり、周りからの同情を買うようなことを言います。
「自己憐憫」を使った例文と意味を解釈
それでは「自己憐憫」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「自己憐憫」を使った例文1
- 「自己憐憫」を使った例文2
「自己憐憫」を使った例文1
「自己憐憫っていうのは、結局は楽な逃げなんだよね」
「自己憐憫」とは自分には価値がないとか、かわいそうであるとか思うことを言います。
しかしそこから、いつまでも、頑張ろうと奮起しないのであれば、甘え、逃げと言われても仕方がないでしょう。
「自己憐憫」を使った例文2
「彼は自己憐憫に浸っているだけだよ、ちょっとひどいね」
「自己憐憫」とは自分が憐れであると思うことを言います。
「自己憐憫」が過ぎますと、甘えている、浸っている、逃げているなどと思われることもあります。
「自己憐憫」の類語や類義語
言葉の意味が理解できましたところで、「自己憐憫」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「自己否定」【じこひてい】
- 「自己卑下」【じこひげ】
「自己否定」【じこひてい】
「自己否定」とは自分のことを否定することを言います。
またそれまでの自分のしてきたことを止めるといった意味合いもあります。
「俺はどうせ駄目なんだなんて、自己否定するのはやめなさい」「彼女は自己否定感が強すぎるわ」「すぐに自己否定する人は本当はそんなことないよって周りに言って欲しいだけなんじゃないかしら」などと使います。
「自己卑下」【じこひげ】
「自己卑下」とは自分は大したことはないとか、自分は劣っていると考えることを言います。
自信がないということでもあります。
「今は自己卑下しても仕方がないでしょう」「どうして、すぐに自己卑下するんだ」「自己卑下しているように見せて、実は彼女は自信家よ」などと使います。
いかがでしたでしょうか。
「自己憐憫」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
「自己憐憫」とは自分のことをかわいそうだと思うこと、憐れむことを言います。
「自己否定」「自己卑下」といった類語も併せて覚えておくと、意味を忘れにくくなります。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。