「しらを切る」の意味とは!類語や言い換え
「しらを切る」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「しらを切る」という表現について詳しく紹介していきます。
目次
- 「しらを切る」とは?
- 「しらを切る」の表現の使い方
- 「しらを切る」を使った例文と意味を解釈
- 「しらを切る」の類語や類義語・言い換え
「しらを切る」とは?
「しらを切る」というのは知っているのに知らないかのように振る舞う、という意味です。
「しらを切る」の「しら」は「知らぬ」という表現が省略されたものであり、「白を切る」と表記されることもありますが、「白」はあて字です。
あるいは「白々しい」などという表現から来たのではないかとも考えられています。
「切る」は「啖呵を切る」などと同じで、目立つような口ぶりや態度をするという意味になります。
「しらを切る」の表現の使い方
「しらを切る」という表現は、知っているにもかかわらず、わざと知らないふりをする、しらばくれる、という意味です。
例えば現場を見ていたにもかかわらず、「私はそこにいなかった」「私はそれを見ていない」などと言えば、それは「しらを切った」ということになります。
誰か庇うために「しらを切る」こともあるかもしれませんね。
何か悪いことをした場合、証拠さえ見つからなければバレないだろうと思い、「しらを切る」こともあるのではないでしょうか。
「しらを切る」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「しらを切る」を使った例文1
- 「しらを切る」を使った例文2
「しらを切る」を使った例文1
「あいつはしらを切っているが、絶対にあいつの仕業に決まっている」
何かトラブルが起こったとき、誰がそれをやったのか突き止めたいと思うこともあるのではないでしょうか。
その一方で、誰もが身に覚えがないと言い、誰かが嘘をついているということもあるかもしれません。
このような場合、誰かが「しらを切っている」ということになります。
証拠がわからなかったとしても、もしかしたら誰が犯人なのか周りはわかっているということもあるかもしれません。
「しらを切る」を使った例文2
「彼女は友達を守るために最後までしらを切った」
誰か守るために最後まで知らないふりをするということもあるかもしれません。
もちろん嘘をつかなければいけないこともあるかもしれませんが、知っているにもかかわらず知らないと言い張った、という経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
「しらを切る」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介していきます。
- 「しらばっくれる」
- 「でっち上げる」【でっちあげる】
「しらばっくれる」
「しらばっくれる」というのは「しらばくれる」と同様、知っているのに知らないふりをする、知らぬ存ぜぬと装う、という意味になります。
知っているにもかかわらず認めようとしない時にこの表現が使われ、例えば「しらばっくれるな!」というセリフを見たことがある人もいるのではないでしょうか。
「でっち上げる」【でっちあげる】
「でっち上げる」というのは事実でないことをいかにも事実であるかのようにこしらえる、という意味です。
いい加減なものを間に合わせに作り上げる時もこの表現が使われ、例えば「1日でレポートをでっち上げた」などと使われます。
「しらを切る」という表現は漫画などでもよく出てくる表現ですね。
ぜひ意味を覚えておきましょう。