「襁褓」とは?!解説
「襁褓」という言葉は誰しも使ったことがあるものを表す言葉ですが、読み書きする機会の少なさから読み方や漢字を知らないという人が多いです。
どのような言葉なのか紹介していきます。
目次
- 「襁褓」とは?
- 「襁褓」の表現の使い方と注意点
「襁褓」とは?
「襁褓」という言葉は赤子の股に当て、排泄物を受けるための布のことを意味しています。
赤子のための一般的な「オムツ」となっています。
一般にオムツは使い捨てタイプが販売されていますが、昔は製造されていない・資源がないといったことから使い捨てが出来ませんでした。
そのため意味合いとしては「布オムツ」とされており、洗って何度も繰り返し使うものとなります。
- 「襁褓」の読み方
「襁褓」の読み方
「襁褓」という言葉の読み方は本来「むつき」と読み、音読みとされています。
しかし「むつき」という言葉は徐々に形を変え、最近では「おむつ」「おしめ」といった読み方もされます。
「オムツ」については「むつき」の女房言葉とされ、頭に「お」と語尾の省略により構成されています。
また「おしめ」という読み方について、元々股間に当てる布のことを「お湿し(おしめし)」と言われており、意味合いの一致から転じて「襁褓」を「おしめ」と読むようにもなります。
「襁褓」の表現の使い方と注意点
「襁褓」という言葉は古い書物で用いられる事が多く、現代では書くことはほとんどありません。
また読み方も「おしめ」「おむつ」が一般であり「むつき」と言うと伝わらないことがほとんどです。
そのため本来の読み書きに拘らずに一般的な表現をすることが求められます。
「襁褓」という言葉は一般に「オムツ」を表しますが、現在はほぼ使われない言葉です。
しかし古い書物を読む時などに知っているとスムーズに読み進めることが出来ます。