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「野次を飛ばす」の意味とは!類語や言い換え

日常会話で「野次を飛ばす」という言葉を見聞きすることがあります。

一体どの様な意味なのか、語源や例文なども併せて紹介します。

野次を飛ばす

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「野次を飛ばす」の意味とは!類語や言い換え>


目次

  • 「野次を飛ばす」とは?
  • 「野次を飛ばす」の語源や由来
  • 「野次を飛ばす」を使った例文と意味を解釈
  • 「野次を飛ばす」の類語や類義語・言い換え


「野次を飛ばす」とは?

「野次を飛ばす」とは?

「野次を飛ばす」の概要について紹介します。

  • 「野次を飛ばす」の読み方
  • 「野次を飛ばす」の意味
  • 「野次を飛ばす」の言葉の成り立ち

「野次を飛ばす」の読み方

「野次を飛ばす」「やじをとばす」と読みます。

「のじ」と読み間違わない様にしましょう。

小説などでは「弥次る」と表記することがありますが、読み方は同じです。

「野次を飛ばす」の意味

「野次を飛ばす」の意味は「他人の言動に対して大声で非難したり面白半分に茶化したりすること」です。

人が何かしている時やトラブルに遭っている時など、自分には関係ないのに大声で余計な口をんだり、ふざけたことを言います。

「野次を飛ばす」の言葉の成り立ち

「野次を飛ばす」「野次+を(助詞)+飛ばす」で成り立っています。

「野次」とは「人のことなのに騒ぎ立てること」という意味です。

「飛ばす」とは「空中を移動させる」の他に「遠慮なくモノを言う」という意味もあります。

これらの言葉が組み合わさり「他人の問題に対して遠慮なく大声で騒ぎ立てること」という意味で使われる様になりました。



「野次を飛ばす」の語源や由来

「野次を飛ばす」の語源や由来

「野次を飛ばす」「野次」の語源は、「野次馬」からきています。

更に「野次馬」の語源をさかのぼると「親父馬(おやじうま)」になります。

「親父馬」とは「老いた馬」という意味で、役に立たないことを表します。

馬は集団行動をする動物で、集団の中で老いた馬は立場が弱くなり、他の若い馬の後をついていくしかなくなります。

このことから「親父馬=人の後をついていくだけの価値のない馬=役に立たないくせに無責任に騒ぎ立てる人=野次馬」として使われる様になり、「野次」「野次る」という言葉が生まれました。

「野次を飛ばす」を使った例文と意味を解釈

「野次を飛ばす」を使った例文と意味を解釈

「野次を飛ばす」を使った例文と解釈を紹介します。

  • 「野次を飛ばす」を使った例文1
  • 「野次を飛ばす」を使った例文2

「野次を飛ばす」を使った例文1

「酔っ払い同士のケンカで、周囲に大勢の人が集まって野次を飛ばしていた」

酔っ払い同士がケンカをしていると、すぐに見物人が集まってきて「もっとやれ」などと騒ぎ立てたことを表しています。

「野次を飛ばす」を使った例文2

「議会で野次を飛ばすのはマナー違反だ」

議会の場で一人が発言していると遠くから非難の言葉を浴びせる議員がいるのですが、政治家として恥ずべき行為であるという意見です。



「野次を飛ばす」の類語や類義語・言い換え

「野次を飛ばす」の類語や類義語・言い換え

「野次を飛ばす」の類語を紹介します。

  • 「横槍を入れる」【よこやりをいれる】
  • 「冷やかす」【ひやかす】

「横槍を入れる」【よこやりをいれる】

「第三者が横から口を出して、人の話や行動を邪魔すること」という意味です。

「冷やかす」【ひやかす】

「相手の嫌がることを言って面白がること」という意味です。

icon まとめ

「野次を飛ばす」とはは「他人の言動に対して大声で非難したり面白半分に茶化したりすること」という意味です。

自分に関係ないのに面白がって騒ぎ立てる人に対して使ってみましょう。