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「贔屓」とは?意味や使い方!例文や解釈

「贔屓」という言葉は日常会話などでもわりと頻繁に使う機会が多いのではないでしょうか。

ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。

では一緒に「贔屓」という言葉の理解を深めていきましょう。

贔屓

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目次

  • 「贔屓」とは?
  • 「贔屓」の表現の使い方
  • 「贔屓」を使った言葉と意味を解釈
  • 「贔屓」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「贔屓」の反対語
  • 「贔屓」の類語や類義語・言い換え
  • 「贔屓」の英語と解釈


「贔屓」とは?

「贔屓」とは?

「贔屓」とは「気に入った人に、特に目をかけて世話をし優遇すること、気に入ったものを特に可愛がる」という意味です。

また逆に目をかけて世話をしてくれる人、パトロン、後援者という意味もあるのです。

  • 「贔屓」の読み方

「贔屓」の読み方

「贔屓」と書いて「ひいき」と読みます。



「贔屓」の表現の使い方

「贔屓」の表現の使い方

「贔屓」とは、気に入った人を特に目をかけて世話をすること、可愛がることという意味と、そのように目をかけて世話をしてくれる人、そのものを言う言葉です。

「私が贔屓にしているお店」「一方だけ贔屓をしている」といった使い方は、目をかけている、気に入っているという意味です。

一方で「御贔屓に挨拶をしてまわる」「贔屓すじ」という言い方であれば、世話をしてくれる人、パトロン、後援者といった意味合いになります。

つまり目をかける、目をかけてもらう、どちらも「贔屓」という言葉は使います。

「贔屓」を使った言葉と意味を解釈

「贔屓」を使った言葉と意味を解釈

「贔屓」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。

意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。

  • 「贔屓目」
  • 「贔屓の引き倒し」
  • 「えこ贔屓」

「贔屓目」

「贔屓目」とはできるだけ、良いように見ようとすること、好意的に見るという意味です。

「あれは単なる、親の贔屓目でしょう」「どう贔屓目に見ても、うちが不利じゃないか」などと使います。

「贔屓の引き倒し」

「贔屓の引き倒し」とは「贔屓」をし過ぎることで、逆にその人の迷惑になることを言います。

例えば実力もないのに「贔屓」で高い立場につける、いい役目を与えたとしても、それは周りからの反感を買い、また本人も役不足で恥をかいたり、余計なプレッシャーで苦しんだりといいことは何もないといった時に使います。

「贔屓の引き倒しもここまでくると清々しいわ」「贔屓の引き倒しで、結局あの子は潰れてしまったようなものだ」などと言います。

「えこ贔屓」

「贔屓」という言葉で一番よく使われる言い回しが「えこ贔屓」ではないでしょうか。

「えこ贔屓」とは自分の気に入っている人、関係のある人だけの肩をもつことです。

往々にして「えこ贔屓」とは周囲にそれとばれやすく、周りからは反感、もしくは失笑を買うことになりやすいものです。

「あの先生、えこ贔屓激しいなあ」「えこ贔屓されている子は友達から敬遠される」「そんな、えこ贔屓はみっともないですよ」などと使います。



「贔屓」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「贔屓」を使った例文や短文など(意味を解釈)

それでは「贔屓」を使った例文をいくつか紹介しましょう。

意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。

  • 「贔屓」を使った例文1
  • 「贔屓」を使った例文2

「贔屓」を使った例文1

「ここまでわかりやすい、えこ贔屓をして、されて、あの人達は恥ずかしくないのだろうか」

「えこ贔屓」とは、自分の気にっている人、関係がある人だけを優遇するといった行為のことを言いますが、こっそりとするならまだしも、派手にやる場合は周りから見てばれていることが多く、見苦しいものとなります。

「贔屓」を使った例文2

「どう贔屓目に見たって、あの人に実力があるようには見えない」

「贔屓目」とは好意的に見ようとすることですが、そのように見ても実力があるように見えないとは、遠回しですが、結構辛辣な表現なのです。

わかりやすく言えば「好意的に見ても、実力はない」ですからつまりどう見ても実力がないということを言っているのです。

「贔屓」の反対語

「贔屓」の反対語

「贔屓」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。

明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。

  • 「公平」【こうへい】
  • 「冷遇」【れいぐう】

「公平」【こうへい】

「公平」とは偏りがなく、全てを同じく扱うことを言います。

また主観を入れないことでもあります。

「公平に対応する」「公平さを欠いている」「公平に分ける」などと使います。

「冷遇」【れいぐう】

「冷遇」とは冷淡に待遇するという意味ですから意味合い的に「贔屓」と反対と解釈してもいいでしょう。

「少数派なので冷遇されている」「私はあの人と違って冷遇されている」などと使います。

「贔屓」の類語や類義語・言い換え

「贔屓」の類語や類義語・言い換え

言葉の意味が理解できましたところで、「贔屓」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。

こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。

  • 「お気に入り」【おきにいり】
  • 「特別待遇」【とくべつたいぐう】
  • 「引き立て」【ひきたて】
  • 「寵愛」【ちょうあい】

「お気に入り」【おきにいり】

「お気に入り」とは自分の好みに合っている、心にかなっている、人や物のことを言います。

「私のお気に入りの俳優」「母のお気に入りのアクセサリー」「お気に入りのスナック」などと使います。

「特別待遇」【とくべつたいぐう】

「特別待遇」とは特別に待遇されるという意味で、他の人とは違う、良くしてもらうといった時に使う言葉です。

「あの子だけは特別待遇だから、いいよね」「彼に失礼がないように、特別待遇をしろ」などと使います。

「引き立て」【ひきたて】

「引き立て」とは特に目をかけて引き立てる「贔屓」にすることを言います。

「平素のお引き立てに、感謝をしております」「社長から引き立ててもらって、今の私がある」などと使います。

「寵愛」【ちょうあい】

「寵愛」とは上の立場の者が、下の者をとても可愛がることを言います。

「社長の寵愛を受ける」「あの子は、寵愛されている」などと使います。

「贔屓」の英語と解釈

「贔屓」の英語と解釈

「贔屓」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。

英語では“favor”(愛顧)、“patronage”(お店などへの贔屓)という単語を使います。

例文は“Thank you for your patronage of our store”(当店を御贔屓にしていただいてありがとうございます)、“This inn is his favorite”(彼はこの旅館を贔屓にしている)となります。

icon まとめ

いかがでしたでしょうか。

「贔屓」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。

「贔屓」とは目をかけて世話をする、されるとどちらにも使う言葉です。

言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。