「付加価値」とは?意味や言い換え!例文と解釈
ビジネス業界に身を置いている人であれば、「付加価値」という言葉は決して珍しい言葉ではないことと思います。
この言葉は日常生活の中でも時折、耳にする言葉ですが、仕事をしている環境においては、頻繁に出て来るキーワードです。
そこでここでは、この「付加価値」について、その意や使い方を含めて考察していくことにします。
目次
- 「付加価値」とは?
- 「付加価値」の英語と解釈
- 「付加価値」の表現の使い方
- 「付加価値」を使った例文と意味を解釈
- 「付加価値」の類語や類義語・言い換え
「付加価値」とは?
仕事の中では使用される頻度の高い「付加価値」という言葉は、「企業活動の中で営まれる事業の結果として生み出された製品やサービス価値の中で、会社が活動から付け加えた価値」という定義があります。
また「その商品やサービス特有の価値」という意味で解釈されることもあります。
- 「付加価値」の読み方
「付加価値」の読み方
「付加価値」は「ふかかち」という読み方になります。
「付加価値」の英語と解釈
「付加価値」を英語で表現すると、“added value”“または”value added"という言葉で訳すことができます。
「付加価値」の表現の使い方
「付加価値」とは「他とは違う何らかの独自性のある価値を商品やサービスなどにつけ加えること」という意味で解釈することができますので、その商品しかない独自の価値を付けて提供する、販売するような場面で使われます。
「付加価値」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「付加価値」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「付加価値」を使った例文1
- 「付加価値」を使った例文2
「付加価値」を使った例文1
「ごく普通の生活雑貨に斬新なデザイン性を加えることで、付加価値を上げ、高価格で売れるにした」
「ヒット商品」という呼ばれる物には、様々な要素や条件が加わっていますが、時として、ごく平凡な商品が爆発的に売れることがあります。
大きな人気を呼ぶ理由も色々とありますが、機能性が普通であっても今まで見ることのなかった斬新なデザインで人気を呼ぶというケースもあります。
この例文の内容も、そのことを言っているのですが、今まで売れ行きがさっぱりだった商品でも、デザインを一新したことで、人気商品に変化したということもあります。
「付加価値」を使った例文2
「ビジネス上における付加価値とは、財務分析で生産性を測る時に用いられる指標のことを指しています」
企業における「付加価値」は「労働によって付け足された価値」と定義しることができるのですが、この「価値分」をいくつか算出方法で、具体的な値で数値化します。
その算出方法としては、売り上げから原材料費や他社の注文費用などを差し引いて計算する「控除法」と人件費や減価償却費などを足して計算する「加算法」の2種類があります。
「付加価値」の類語や類義語・言い換え
「付加価値」を他の言葉で言い換えるとするなら、他にどのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「プラスアルファー」
- 「値打ちのある」【ねうちのある】
「プラスアルファー」
「プラスアルファー」という言葉が「付加価値」と似たような意味を持つ類義語として扱うことができます。
「付加的な要素でありながら、価値として十分評価できるもの」という理解で解釈することができ、「プラスアルファー」は“+α”という形で表記されることもあります
その商品やサービス本来の価値に加えて、副次的な価値であるのですが、ケースによっては「プラスアルファー」の価値の方が大きい場合もあります。
「値打ちのある」【ねうちのある】
「値打ちのある」という言葉もありますが、「その物や事柄が持っている価値」、「役に立つ程度・度合い」、「その物の品位」ということを指しています。
「値打ち品」という表現がありますが、この場合、価格よりもさらに高い価値がある「お買い得品」といったような理解をすることもできるでしょう。
「付加価値」の意味や活用法を紹介してきましたが、企業活動においては、顧客に最高の満足を与えるために、この「付加価値」というものを常に考えながら、「物作り」に専念しなくてはならないでしょう。