意味解説の読み物

meaning-book

meaning-bookは意味解説の読み物です

「危機一髪」とは?意味や言い換え!例文と解釈

日常会話やゲームで「危機一髪」という言葉を使います。

正しくはどの様な意味なのか、英語訳や例文なども併せて紹介します。

危機一髪

Meaning-Book
「危機一髪」とは?意味や言い換え!例文と解釈>


目次

  • 「危機一髪」とは?
  • 「危機一髪」の英語と解釈
  • 「危機一髪」の表現の使い方
  • 「危機一髪」を使った例文と意味を解釈
  • 「危機一髪」の類語や類義語・言い換え


「危機一髪」とは?

「危機一髪」とは?

「危機一髪」の概要について紹介します。

  • 「危機一髪」の読み方
  • 「危機一髪」の意味
  • 「危機一髪」の由来

「危機一髪」の読み方

「危機一髪」「ききいっぱつ」と読みます。

読み方は難しくないのですが、「危機一発」と書き間違える人が多いので注意しましょう。

「危機一髪」の意味

「危機一髪」の意味は「ひとつ間違えば非常に危険な目に遭うこと」です。

人は運悪く事故や災害に遭ってしまうこともありますが、中にはほんの1秒、1センチの差で危険を免れる人もいます。

「一髪」「髪の毛一本」という意味で、「髪の毛一本程の差でも不幸な目に遭ってしまうかも知れない非常に危険な状態」のことを言います。

髪の毛に由来する言葉なので「一発」ではなく「一髪」と書くのです。

「危機一髪」の由来

「危機一髪」の由来は、中国の「韓愈(かんゆ)」という文筆家の著書「与孟尚書書(もうしょうしょにあたうるのしょ)」の中に書かれている「一髪の千鈞を引くが如し」という言葉からきています。

「鈞(きん)」とは、昔の中国で使われていた重さの単位で、「千鈞=17トン」になります。

「一本の髪の毛で千鈞の重さのものを引くのと同じ=髪の毛が切れそうな危うい状態」という意味で使われ、「危機一髪」という言葉が派生したのです。



「危機一髪」の英語と解釈

「危機一髪」の英語と解釈

「危機一髪」の英語でよく使われるフレーズを紹介します。

  • “That was a close call.”
  • “I had a narrow escape.”

“That was a close call.”

「危機一髪だった」です。

“a close call”「ギリギリの判定=危機一髪」という意味になります。

“I had a narrow escape.”

こちらも「危機一髪だった」になります。

“narrow escape”「狭い逃げ道=危機一髪」という意味になります。

「危機一髪」の表現の使い方

「危機一髪」の表現の使い方

「危機一髪」の使い方について紹介します。

  • 難を逃れた時に使う
  • 過去形として使うことも多い

難を逃れた時に使う

「危機一髪」「髪の毛一本程の差で危険が迫っていること」で、その危険を回避できた時に「危機一髪で助かった」などとして使われます。

基本的に難を逃れた時に使われる言葉で、自分だけ助かった、運よく免れたという時の表現です。

過去形として使うことも多い

「危機一髪」「今目の前に非常に危険な状態が迫っていること」ですが、その状態から逃れた時に過去形として使われます。

本人が無事で、当時の状況を説明できる状態である時に使われる言葉です。



「危機一髪」を使った例文と意味を解釈

「危機一髪」を使った例文と意味を解釈

「危機一髪」を使った例文と解釈を紹介します。

  • 「危機一髪」を使った例文1
  • 「危機一髪」を使った例文2

「危機一髪」を使った例文1

「前の車が事故を起こしたが危機一髪で貰い事故を免れた」

前を走っていた車が事故を起こしたのですが、たまたま他に車がいなかったのでうまくハンドルを切って逃れたことを表しています。

「危機一髪」を使った例文2

「システムが危機一髪の時に先輩が現れて直してくれた」

システムエラーが出てしまい、あわやデータが全て消えてしまうかと思われた時に、エンジニアの先輩が現れて復旧させてくれて助かったことを表しています。

「危機一髪」の類語や類義語・言い換え

「危機一髪」の類語や類義語・言い換え

「危機一髪」の類語を紹介します。

  • 「九死に一生を得る」【きゅうしにいっしょうをえる】
  • 「命からがら」【いのちからがら】

「九死に一生を得る」【きゅうしにいっしょうをえる】

「ほぼ助かる見込みのない状態から、やっとのことで助かること」という意味です。

「命からがら」【いのちからがら】

「命だけ守る為に必死で逃げる様子」という意味です。

icon まとめ

「危機一髪」「ひとつ間違えば非常に危険な目に遭うこと」という意味です。

危ない目に遭いそうになり運よく無事でいられた時に使ってみましょう。