「足元に火がつく」の意味とは!類語や言い換え
ことわざで「足元に火がつく」とは一体どの様な意味があるのでしょうか。
類語や例文なども併せて紹介しますので参考にして下さい。
目次
- 「足元に火がつく」とは?
- 「足元に火がつく」の表現の使い方
- 「足元に火がつく」を使った例文と意味を解釈
- 「足元に火がつく」の類語や類義語・言い換え
「足元に火がつく」とは?
「足元に火がつく」の概要について紹介します。
- 「足元に火がつく」の読み方
- 「足元に火がつく」の意味
- 「足元に火がつく」を更に分解して解釈
- 「足元に火がつく」「尻に火がつく」の違い
「足元に火がつく」の読み方
「足元に火がつく」は「あしもとにひがつく」と読みます。
難しい漢字ではないのでこれを機に覚えてしまいましょう。
「足元に火がつく」の意味
「足元に火がつく」は、「思わぬ危険が自分の身に迫ってくること」という意味です。
自分の身近な場所で危険なことが起きると、段々とそれが自分の近くまで及び、ついには巻き込まれてしまうものです。
今にも危ない、回避しなければならない状態になっていることを表します。
「足元に火がつく」を更に分解して解釈
「足元に」は「足が地に付いているところの周辺」という意味で、自分の目から見て少し遠い位置にあります。
今まさに危険な状態にあるというよりは、すぐ近くに危険な状態が発生しているという意味になります。
「火がつく」の「火」とは、自分の身に降りかかる危険を表しています。
「足元に火がつく」は、「近くで危険なことが起こり、もうすぐ自分にも降りかかってkること」として使われる様になりました。
「足元に火がつく」「尻に火がつく」の違い
「足元に火がつく」と似たことわざに「尻に火がつく」があります。
どちらも「火がつく」が使われているのですが、意味は全く違います。
「足元に火がつく」は「身近に危険が迫っていること」という意味です。
過去の犯罪や不適切な行動が原因で自分の身が危うくなる時の表現です。
「尻にい火がつく」は「追いつめられた状態になる」という意味です。
締切や期限が迫っていて焦った時の表現です。
「足元に火がつく」の表現の使い方
「足元に火がつく」は、人の立場が危なくなっている時に使われる言葉です。
今の環境や手に入れたものが失われる可能性がある時に使われます。
特に自分の不手際や犯罪により悪い状態に追い込まれそうな時に使いましょう。
「足元に火がつく」を使った例文と意味を解釈
「足元に火がつく」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「足元に火がつく」を使った例文1
- 「足元に火がつく」を使った例文2
「足元に火がつく」を使った例文1
「経営難を放っておいたら足元に火が付いた」
中小企業で経営難が続いているにもかかわらず何の対策も立てなかった為に、会社の存続の危機になってしまったことを表しています。
「足元に火がつく」を使った例文2
「ネットでチケット転売をしていたら足元に火がついた」
元々転売目的でチケットを入手し、ネットで高額で売りさばいて利益を得ていたら、サイトに通報されてしまいアカウントを凍結されてしまい、警察に連絡されてしまったことを表しています。
「足元に火がつく」の類語や類義語・言い換え
「足元に火がつく」の類語を紹介します。
- 「追い詰められる」【おいつめられる】
- 「切羽詰まる」【せっぱつまる】
「追い詰められる」【おいつめられる】
「逃げ場のない場所に追い込まれること」という意味です。
「切羽詰まる」【せっぱつまる】
「なす術がなくなり窮地に立たされること」という意味です。
「切羽」とは、日本刀の「つば」に添えてある薄い楕円形のクッション金具のことで、これが詰まってしまうと刀が抜けなくなると言われています。
「足元に火がつく」は「思わぬ危険が自分の身に迫ってくること」という意味です。
「非常にまずい」「しまった」と思う時に使いましょう。