「唖然」とは?意味や使い方!例文や解釈
「唖然」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「唖然」という言葉を使った例文や、「唖然」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「唖然」とは?
- 「唖然」の英語と解釈
- 「唖然」の表現の使い方
- 「唖然」を使った例文や短文など
- 「唖然」の類語や類義語・言い換え
「唖然」とは?
「唖然」という言葉を知っているでしょうか。
ビジネスシーンやプライベートの場面で、「唖然とした」経験があるかもしれません。
一方で、「唖然」という言葉を、まるで知らない人もいるでしょう。
そこで「唖然」という言葉の意味を紹介します。
- 「唖然」の読み方
- 「唖然」の意味
「唖然」の読み方
「唖然」は「あぜん」と読みます。
少し難しい漢字が使われているため、読み間違えないようにしましょう。
これを機会に、「唖然」は「あぜん」と読みましょう。
「唖然」の意味
「唖然」は「あぜん」と読みます。
「唖然」には、「予想もしなかった事態に驚き、あきれてものが言えない様子」という意味があります。
「唖然とした」という時は、あきれて言葉が出なかったという意味になります。
誰かがくだらないミスをした時などに、「唖然」とするかもしれません。
また「唖然」には、「予想もしなかった事態に、驚きあきれる様子」という意味もあります。
例えばビジネスシーンで、目の前で、同僚同士がキスをした時、かなり驚いて呆然としてしまうかもしれません。
このような時、「同僚が目の前でキスをして、唖然とした」などと言います。
このように「唖然」という言葉には、「あきれて、言葉が出ない様子」「予想もしなかった事態に、驚きあきれる様子」という意味があります。
「唖然」の英語と解釈
「唖然」を英語にすると、どのような言葉になるでしょうか。
「唖然」は英語で、“dumbfounded”になります。
“dumbfounded”には「呆然」「唖然」という意味があります。
英文の中に「唖然」を使いたい時、“dumbfounded”を使ってみましょう。
「唖然」の表現の使い方
次に「唖然」はどのような使い方をすればいいでしょうか。
「唖然」には「あきれて、言葉が出ない様子」「予想もしなかった事態に、驚きあきれる様子」という意味があります。
そのため、何かにあきれた時、驚いた時に、「唖然」という言葉を使ってみましょう。
例えば、上司がとんでもないセクハラ発言をしたら、あきれて言葉が出なくなるでしょう。
このような時、「セクハラ発言に唖然とした」などと、「唖然」を使ってみましょう。
「唖然」を使った例文や短文など
次に「唖然」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「唖然」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「唖然」を使った例文1
- 「唖然」を使った例文2
「唖然」を使った例文1
「結婚して一週間で、夫に浮気されて『唖然』とする」
この例文は、結婚してからわずか一週間で、夫に浮気をされた妻の話になります。
華やかな披露宴からわずか一週間での浮気発覚を、みなさんならどのように受け止めるでしょうか。
怒りが湧く前に、例文のように、飽きれて言葉が出てこなくなるのではないでしょうか。
このように、口を開けて呆然としてしまうような時、「唖然」という言葉を使ってみましょう。
もちろん「唖然」とした後、妻は激しく怒り、夫を問い詰めることになるでしょう。
「唖然」を使った例文2
「友達が女優と結婚すると聞いて、『唖然』とする」
この例文のように、幼なじみや仲の良い友達が結婚すると知ったら、「おめでとう」などと言って、パーティや飲み会を開くかもしれません。
しかし、女優と結婚すると聞いたら、驚きすぎて、何も言葉が出ないかもしれません。
しばらく呆然として、友達の紹介で女優と会って話してみて、ようやく本当だと実感するかもしれません。
このように、あまりの驚きで言葉が出ないような時も、「唖然」という言葉を使ってみましょう。
「唖然」の類語や類義語・言い換え
「唖然」の類語や類似表現を紹介します。
「唖然」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「開いた口が、塞がらない」【あいたくちがふさがらない】
- 「上の空」【うわのそら】
- 「呆然」【ぼうぜん】
- 「茫然」【ぼうぜん】
「開いた口が、塞がらない」【あいたくちがふさがらない】
「開いた口が、塞がらない」という言葉があります。
「開いた口が、塞がらない」には、「驚いて呆然とする様子」という意味があり、「唖然」とよく似ています。
誰かの驚くような行為に、言葉も出ないような時、「開いた口が、塞がらない」という言葉を使ってみましょう。
「上の空」【うわのそら】
「上の空」という言葉には、「心がそこになく、ぽかんとしている様子」という意味があります。
「何を言っても上の空」という人は、そこにいるものの、心はどこかに行っているのでしょう。
何か悩み事や心配事がある人は、「上の空」になりがちです。
また夢中になっている人も、その夢中なものに心が集中するため、他のことをしている時は「上の空」になります。
例えばゲーム好きな人は、食事中もゲームに心が向かっているため、「食事が上の空」になるでしょう。
「呆然」【ぼうぜん】
「呆然」という言葉を使ったことがあるでしょうか。
「呆然」には、「あっけにとられて口もきけない様子」という意味があります。
この言葉も「唖然」とよく似た意味を持つ言葉です。
例えば予想しない相手から告白された時、しばらくあっけにとられて口もきけないかもしれません。
数十秒沈黙した後で、嬉しくなったり、申し訳なく思ったりするかもしれません。
このように、一瞬、あっけにとられて口が利けなくなってしまうような時、「呆然」を使ってみましょう。
「茫然」【ぼうぜん】
「茫然」という言葉もあります。
「茫然」には、「気抜けして、収拾がつかずにぼんやりする様子」という意味があります。
例えば、最近気抜けしていて、何もやる気がしないような時、「茫然としている」と表現できます。
「呆然」は一瞬、驚いてあっけにとられるだけなのに対して、「茫然」の場合は、気抜けした状態が長続きしているイメージがあります。
このように「唖然」と似た意味を持つ、「茫然」と「呆然」を使い分けてみましょう。
「唖然」という言葉について見てきました。
あきれて、言葉が出ないと感じた時、またそのような状況になった時、「唖然」という言葉を使ってみましょう。