「上の空」の意味とは!類語や言い換え
「上の空」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「上の空」という表現について詳しく紹介していきます。
目次
- 「上の空」とは?
- 「上の空」の具体例や表現の使い方
- 「上の空」を使った例文と意味を解釈
- 「上の空」の類語や類義語・言い換え
「上の空」とは?
「上の空」というのは「他のことに心が奪われて注意力散漫なこと」、「心が浮ついて落ち着かないこと」という意味になります。
例えば、高校受験や大学受験を経験した人は受験をした後、合格発表が来るまで「上の空」だったという人もいるのではないでしょうか。
合格発表が来るまで気になりますよね。
その間は学校の授業も集中できない、親から怒られたとしても何も感じない、ということがあるかもしれません。
何か気になってしまって他のことに集中できない場合、「上の空」という表現が使えます。
- 「上の空」の読み方
「上の空」の読み方
「上の空」は「うわのそら」と読みます。
よく使われる表現ですのでぜひ覚えておきましょう。
「上の空」の具体例や表現の使い方
何かに心が奪われてしまい、他事に注意が行かないというのは多くの人に経験があるのではないでしょうか。
例えば、週末初めてデートに行く場合、楽しみで仕方がないですよね。
学校の授業や仕事も集中できない、早く週末にならないかとそわそわしてしまう、という人もいるかもしれません。
デートを控えた日の仕事はなかなか集中できず、つい幸せそうな表情を浮かべてしまうという人もいるのではないでしょうか。
このように、他に心が奪われてしまって集中できないなどという状態に陥ったとき、それは「上の空」になります。
「上の空」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「上の空」を使った例文1
- 「上の空」を使った例文2
「上の空」を使った例文1
「彼女はいつも上の空で話を聞いていないから困る」
人によっては常に何かに心が奪われてしまい、全然集中していないということもあるかもしれません。
特に職場で誰かが上の空になっていると、注意をしても聞いていない、指示を出してもきちんと理解していない、などということでトラブルになってしまうこともあるかもしれませんね。
もしも何か楽しみなことがあり、集中できないと感じたとしても、職場では仕事に集中するよう心がけなければいけません。
「上の空」を使った例文2
「娘は上の空で、何かあるんだろうなと気づきました」
本人が詳しく説明しなかったとしても、様子を見ていれば何かがおかしい、集中できていない、何か楽しいことがありそう、ということがわかるかもしれません。
特に自分の子供がそわそわしていて落ち着かない、話を聞いてない、ということであれば「何かあるのかな」とわかるかも知れませんね。
「上の空」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介していきます。
- 「空虚」【くうきょ】
- 「呆然」【ぼうぜん】
「空虚」【くうきょ】
「空虚」というのは実質的な内容や価値がない、虚しい、という意味になります。
「空虚な生活」などといった使い方があります。
「呆然」【ぼうぜん】
「呆然」というのは気が抜けてぼんやりとした様子、という意味になります。
予想もしないことに出会ってあっけにとられる、気抜けして集中できない、という意味があるのです。
「上の空」という表現は日常的にも使えますのでぜひ覚えておきましょう。
「上の空」にならないようにしたいものです。