「一時払」とは?意味・保険や家賃の場合それぞれについて解説!
この「一時払」は、保険業界や不動産業界で使われる用語の1つです。
目次
- 「一時払」とは?
- 「一時払保険」を詳しく解説
- 家賃の「一時払」とは?
- 「一時払」の対義語
「一時払」とは?
「一時払」(いちじばらい)は、本来(通常は)毎月定期的に支払う分を、最初に一括で支払ってしまうという意味で使います。
例えば、毎月支払うべき保険料を契約期間分(支払いが発生する期間のことです。
保障のある期間とは異なる場合があります)まとめて最初に「一時払」してしまうと、後に支払いが滞納する心配がなくなり、いつでも保障だけが受けられる状態になります。
要は、毎月都度支払っていくのが普通の契約において、未来に必要になる支払い分を全て最初に済ませてしまうことです。
「一時払保険」を詳しく解説
上にも挙げた保険での「一時払」には、後の支払いが一切無くなるだけではない特典が付いています。
それは、毎月支払っていく分を合計した額より割安になることです。
どれくらい割引になるかは、保険会社や保険の種類によって異なりますが、先にまとめて支払ってしまうことで、確実に得になる仕組みです(ただし、契約途中での解約はしないという条件です)。
保険会社は、集まった保険金を運用して利益に繋げています。
本来は何年にも(場合によっては、何十年にも)渡って入ってくる分が一括で受け取れることで、すぐに全額を運用に回せるというメリットがあり、その為に割引が行えるのです。
家賃の「一時払」とは?
賃貸物件の家賃を最初にこの「一時払」にすることで、保証人が居なくても契約できるケースがあります。
この場合には、1年分が基本となり、それができれば1年間は保証人なしで借りられる(その間に見付ければいい)といった特別な対応をしてもらうことができます。
ですが、全ての物件で行えるとは限らず、多くはその物件のオーナーとの相談になるでしょう。
「一時払」の対義語
「一時払」の対義語は、「都度払い」(つどばらい)になります。
この言葉は、必要な都度支払うという意味で、「分割払い」(ぶんかつばらい)とはまた異なります。
この「分割払い」とは、逆に本来は一括で支払うべきところを、何回かに分けて支払うことです。
一度に大金を支払うことになる「一時払」には、当然それなりのメリットが用意されています。
しかし、本来の支払い期間の間に解約しない(家賃の場合は引っ越さない)ことが条件になるので、充分に考慮した上で行うことをおすすめします。