「需給」とは?意味や使い方!例文や解釈
「需給」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「需給」という言葉を使った例文や、「需給」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「需給」とは?
- 「需給」の類語や類似表現や似た言葉
- 「需給」を使った例文や短文など
「需給」とは?
「需給」という言葉を知っているでしょうか。
「需給のバランスを整える」などという言い回しを聞いたことがあるかもしれません。
一方で、「需給」という言葉を、まるで知らない人もいるでしょう。
そこで「需給」という言葉の意味を紹介します。
- 「需給」の読み方
- 「需給」の意味
- 「需要」の意味
- 「供給」の意味
「需給」の読み方
「需給」は「じゅきゅう」と読みます。
特に難しい漢字は使われていないため、読み間違えることも少ないでしょう。
これを機会に「需給」は「じゅきゅう」と読みましょう。
「需給」の意味
「需給」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「需給」には、「物を求めることと、あてがうこと」という意味があります。
「需給のバランスを整える」という言葉には、物を求める量、あてがう量のバランスを良くするという意味があります。
一般的に、物の値段や数量は、需要と供給によって決まります。
需要が増えれば、値段が増して、供給が増えれば値段が安くなります。
このように「需給」には「物を求めること、あてがうこと」という意味があります。
「需要」の意味
「需要」には、どのような意味があるでしょうか。
「需給」の「需要」には、「必要とする物を求めること」という意味があります。
「需要が多い」という時は、その物を必要とする人、求める人が多いという意味になります。
また「需要」には、「有効需要」という言葉と、「潜在需要」という言葉があります。
「有効需要」は、実際にその物を購入する力がある時に使い、「潜在需要」には、欲しいという願望に留まる様子という意味があります。
「潜在需要」に留まるものは、売れ行きが良くありませんが、何かがきっかけで爆発的に欲しがる人が増えるかもしれません。
このように「需要」には、必要とする物を求めることという意味があります。
「供給」の意味
「需給」の「給」は「供給」を略したものです。
「供給」という言葉には、「必要な求めに応じて、品物を与えること」という意味があります。
「食料を供給する」という時は、「食料を必要な求めに応じて与えること」という意味があります。
「食料の供給が絶たれる」という場合は、食料が与えられなくなり、食べるのに困ってしまうという意味があります。
このように「供給」には、「必要な求めに応じて品物を与えること」という意味があります。
「需給」の類語や類似表現や似た言葉
次に「需給」の類語や類似表現を紹介します。
「需給」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「需用」【じゅよう】
- 「内需」【ないじゅ】
- 「特需」【とくじゅ】
- 「自給」【じきゅう】
- 「自給自足」【じきゅうじそく】
- 「補給」【ほきゅう】
- 「給水」【きゅうすい】
「需用」【じゅよう】
「需用」には「電力やガスなどの需要」という意味があります。
このように「需要」の「要」が「用」に変わると、「需要」の中の、電力やガスに対象が絞られます。
「内需」【ないじゅ】
「内需」という言葉を知っているでしょうか。
「内需」には、「国内の需要」という意味があります。
「内需拡大を目指す」などと政府が言う時、日本国内の人々が、商品を購入することにより、国内の景気拡大を目指す、という意味になります。
「国内の工場で内需を満たす」という時は、国内の需要を行き渡らせるため、国内の工場で生産するという意味があります。
「特需」【とくじゅ】
「特需」という言葉には、「特別な方面の需要」という意味があります。
「戦争による特需」には、戦争が起こったことにより、武器や食料などが必要な地域が生まれることを言います。
また元号が変更されると、古い元号、新しい元号に関連するグッズの需要が急激に高まります。
この時、「元号特需」などと呼ばれます。
「自給」【じきゅう】
「自給」には、「必要な物を自力で供給すること」という意味があります。
例えば生活に必要な野菜を、家庭菜園などで作る時、「野菜を自給する」と言います。
ソーラーパネルを備えている家は、「電力を自給」しているかもしれません。
「自給自足」【じきゅうじそく】
「自給自足」という言葉には、「必要な物資を自分でまかなうこと」という意味があります。
主に食料を自給し、また服や家なども自分の力で用意して、生活することを「自給自足の生活」と言います。
「補給」【ほきゅう】
「補給」には、「不足を補うこと」という意味があります。
「ガソリンを補給する」という時は、自動車の不足分のガソリンを補給するという意味があります。
「給水」【きゅうすい】
「給水」という言葉には、「水を供給すること」という意味があります。
水が少ない時期に、必要な飲料水を配る車を「給水車」と言います。
またマラソン大会の途中に、水を供給する場所を作り、ランナーに水を供給する所を、「給水ポイント」と呼びます。
「需給」を使った例文や短文など
次に「需給」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「需給」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「需給」を使った例文1
- 「需給」を使った例文2
「需給」を使った例文1
「農作物の『需給』が正常にされないと、野菜や米が高騰してしまう」
この例文のように、冷夏などで農作物の生産高が低下すると、需要ばかり高くなり、供給が少なくなります。
結果的に野菜や米が高騰し、市民生活が苦しくなってしまいます。
「需給」を使った例文2
「『需給』の法則により、市場価格が決まる」
この例文のように、一般的に市場価格が決まる時、需要と供給の法則が働いていると言われます。
物を欲しがる人が増えて、与えられる量が少ないと市場価格が上がり、逆の場合は市場価格が下がっていきます。
そのため、商品を作ったり、農作物を作る仕事をしている人、販売を担当する小売店などは、いつも「需給」の法則に注意を向ける必要があります。
「需給」という言葉について見てきました。
物を求めること、与えることについて、一言で言い表したい時、「需給」という言葉を使ってみましょう。
「需要の供給」という言葉を、略したい時も「需給」という言葉を使ってみましょう。