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「チューニング」の意味とは!言葉を徹底解説

「チューニング」という言葉は、様々なジャンルで使われています。

元は英語ですが、すっかりカタカナ語として定着していると言っていいでしょう。

チューニング

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目次

  • 「チューニング」とは?
  • 「チューニング」の表現の使い方
  • 「チューニング」を使った例文と意味を解釈
  • 「チューニング」の類語や言い換え


「チューニング」とは?

「チューニング」とは?

「チューニング」は、主に以下の3つの意味で使う言葉です。

それぞれ異なる意味で使っていますが、基本的な解釈は一緒だと分かります。

まず、楽器を「正しく調律すること」という意味で使います。

そして、テレビやラジオ(無線機)の周波数やチャンネルを「同調させる」という意味でも用いられます。

更に、車やバイクなどの機械を「改造する」といった使い方もできる言葉です。

どれにも「調子を合わせる」というニュアンスがあり、最後の改造にしても、機械の調子が狂わない(無理がない)程度に行うこととして使います。

  • 「チューニング」の語源

「チューニング」の語源

この「チューニング」は、先のように同音の英語が語源です。

その英語で“tuning”と言うと、「調律する」、または「同調する」という意味になり、上に挙げた楽器やテレビなどにカタカナ語と同様に使うことができます。

「改造」という意味は英語にはありませんが、その場合は“tune up”(チューンナップ)とすると、それに相当する意味になります。

その為、「改造」を表現したい場合、この「チューンナップ」とするべきですが、「チューニング」もその意味として(拡大解釈で)使っているという訳です。



「チューニング」の表現の使い方

「チューニング」の表現の使い方

「チューニング」と使うと、どうしても「改造」という意味で捉えられがちです。

それは、改造が施された車が「チューニングカー」と呼ばれることからも分かりますが、本来の意味であれば、この「チューニングカー」は、きちんと調整された車という意味にしかなりません。

しかし、カタカナ語ではこの「改造」という意味で使うことが多いので、これはしっかり覚えておきたいところです。

「チューニング」を使った例文と意味を解釈

「チューニング」を使った例文と意味を解釈

「チューニング」を使った例文と、その意味の解釈です。

「改造」の意味で使っている例文も挙げていきます。

  • 「チューニング」を使った例文1
  • 「チューニング」を使った例文2

「チューニング」を使った例文1

「久しぶりにギターを出してみたら、チューニングが全く合っていなかった」

ギターのチューニングは、弾かずにそのままにしておくだけでも序々に狂ってしまいます。

これは、張っている弦が伸びてしまうからで、プロになると、1回のステージの合間にも微調整しています。

「チューニング」を使った例文2

「この車はメーカーチューニングだから安心だ」

車は下手に改造してしまうと、車検を通らなくなるだけでなく、違法車両と扱われてしまうこともあるので注意が必要です。

メーカーチューニングと呼ばれる、メーカーによる改造が施された車であれば、その心配は全くありません。

ただし、そのような車はチューニングとは言っても、ベースモデルに多少改造が施されている程度で、そこまで大きく変わる訳ではありません(そうでないと、メーカーから発売できません)。



「チューニング」の類語や言い換え

「チューニング」の類語や言い換え

「チューニング」と似た意味で使える言葉です。

本来の意味としては、既に挙げた「調律」「同調」がそのまま言い換え表現になります。

以下は、「改造」として使われる場合に限った類語です。

  • 「カスタム」【かすたむ】

「カスタム」【かすたむ】

「チューニングカー」は、「カスタムカー」とも呼ばれます。

本来であれば、こちらが「改造した車」という意味に相応しい表現ですが、カタカナ語ではこの2つは同様の意味だと考えていいでしょう。

パソコンでも「カスタムモデル」と言えば、基本仕様からメモリやストレージの容量などを購入者が選択できるもののことになります。

icon まとめ

「チューニング」は、本来の意味よりも、「改造」という意味の方を覚えておいた方が現実的です。

本来の意味で使う楽器やテレビ、ラジオなど以外に使われる場合、まずそちらの意味だと解釈した方がいいでしょう。